November 23, 2006

あなたの心を与えなさい

これは、カルカッタのシシュ・バヴァン(聖なる子供の家)
の壁に記されている、マザーテレサの言葉です。


  『 あなたの中の最良のものを 』
  (Give the world the best you've got anyway.)


  人は不合理、非論理、利己的です。
  でも、気にすることなく人を愛しなさい。

  あなたが善を行うと、
  利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
  でも、気にすることなく善を行いなさい。

  目的を達しようとするとき、
  邪魔立てする人に出会うでしょう。
  でも、気にすることなくやり遂げなさい。

  善い行いをしても、
  おそらく次の日には忘れられるでしょう。
  でも、気にすることなくやり続けなさい。

  あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
  でも、気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。

  あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
  でも、気にすることなく、作り続けなさい。

  助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
  でも、気にすることなく、助け続けなさい。

  あなたの中の最良のものを世に与えても、
  蹴り返されるかもしれません。
  でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。



マザーテレサのメッセージは、様々なカタチで残っていますが、
この詩の他に、私が1番心を打たれた言葉を紹介しておきます。



  『 あなたの心を与えなさい 』


  親切で慈しみ深くありなさい。

  あなたに出会った人が誰でも前よりもっと気持ちよく、
  明るくなって帰るようになさい。

  親切があなたの表情に、まなざしに、ほほえみに、温かく
  かける言葉にあらわれるように。

  子供にも、貧しい人にも、苦しんでいる孤独な人すべてに
  いつでも喜びにあふれた笑顔をむけなさい。

  世話するだけでなく、あなたの心を与えなさい。  



  



November 05, 2006

生まれ来る子供たちのために

人は誰もがメッセンジャーとして生きるべきだと思う。
どんな職業でも、どんな立場でも。

自分が生きてきた中で感じた悩みや苦しみや喜び、そういった経験によって
生じた「想い」を、誰かのために自分らしいカタチで表現していく。
それこそが自分の存在理由であり、命を与えられた時からの使命なのだと思う。

いつでも、どんな時でも、誰に対しても、想いを込めて生きていく。
今日は自分にとって大切な日なので、あらためて自分自身にそう言い聞かせる。


とは言っても僕は博愛主義者ではないし、世の中の誰もが良い人になるなんて
思わないし、本音を言えば、世界平和とかそういうことにもあまり興味はない。
興味があるのは、自分の妻や妹や子供たちなど、大切な人たちの未来が幸せな
ものであってほしい、ということだけだ。

自分が永遠に守り続けていくことなんてできないのだから、大切な人たちが
幸せに生きていける環境、そういう世の中に近づけていきたい。


実は、ほんの一握りの人数、ほんのわずかな%の人たちが変わることで、世の中
は大きく変わると思っている。

例えば、いじめ問題なんかにしてもそうだ。
クラスの中で誰か1人が立ち上がったら、今度はその子がいじめの対象になる。
でも、もしその時にもう1人が立ち上がり、さらにもう1人立ち上がったら・・・。
クラス40人の中で、今は1/40なものが3/40になるだけで大きく変わる。
決して40/40にならなくても、たったそれだけで、全てが変わる。

世の中を変えるとかそういうことは、決して大それたことなんかじゃなくて、
本当は手が届くところにあるのだと思う。


高校生の頃、子供の頃から漠然と感じていた「自分の望む生き方」が、現実の
世界では通用しないんじゃないか?という不安に苛まれて、大人になることに
恐怖すら覚えて学校を休みがちになっていた時、この曲と出会ったことで、
前に進んでいく勇気をもらえた。

今でも、メッセンジャーとしての生き方において尊敬している人。

歩みは小さくても、1歩1歩踏みしめて、自分を貫いていきたいと思う。


  


  



Posted by exceedblog at 03:20clip!想いを込めて | 閲覧回数の多い記事