December 31, 2007

察する -原理原則-

自分用に、お皿にいっぱいの苺を持って、その中から1粒だけを
「どうぞ」と言う人は、本当は「苺をあげたくない」人。

自分用に、お皿にいくつかの苺を持って、そのお皿ごと差し出し
「どうぞ」と言う人は、本当に「苺を一緒に食べたい」人。

自分用に、お皿に1粒残った苺を持って、そのお皿ごと差し出し
「どうぞ」と言う人は、本当は「お皿を片付けてほしい」人。


似ているけれど、与えているけれど、本質は違う。


でももっと踏み込むと、1粒しかくれない人は、実はそうやって
皆に1粒ずつ苺をわけてあげたいのかもしれない。

いくつかの苺を皿ごと差し出してくれたのは、重くて嫌になった
のかもしれないし、苺が嫌いだったのかもしれない。

1粒だけ残った苺をくれたのは、気が小さくてなかなかどうぞと
言い出せなくて、最後に勇気を振り絞ってくれたのかもしれない。


行動には正反対の真意が隠されている場合もある。

人のためであるように見えて、実は自己中心的な卑しい偽善なの
かもしれないし、反対に、冷たく見えて、実は誰よりも温かい人
なのかもしれない。


子供がいたずらをするのは、優しくしてほしいからかもしれない。
大人が意地を張るのは、ごめんなさいを言いたいのかもしれない。


大切なのは、大切な人の気持ちを察すること。
いつでも察してあげられる自分であること。

本当は苦しんでいるのなら、力になってあげたい。
本当は傷ついているのなら、そこに気付いてあげたい。
本当は優しい気持ちからなら、そこに深く感謝したい。
本当は愛してくれているなら、その全てを受け入れたい。
言葉や行動で判断するのでなく、その心中を察したい。

心の瞳を開く。 カタチでなく、心を込めて接するということ。


ビジネスの原理原則は、
     お客様の問題を解決し、必要を満たすこと。

それはすなわち、
今、目の前にいる人の心を察し、心を込めて接すること。


誰にでもできるはずのこと。
本当は、一番そうありたいと思っていること。
でも、いつもおろそかになって、いつも後悔していること。  



  



Posted by exceedblog at 03:36clip!あなたから誰かへ 
December 23, 2007

与えることが受け取ること

楽しいこと、素敵なこと、美味しいもの、嬉しいもの。

それらがあると、とてもHAPPYな気分になれる。

ビジネスでも。あるいは私生活でも。

でも、もっともっと気持ちが満たされるのは、それを
自分が得た時よりも、自分の大切な人にそれを与えて、
大切な人を笑顔にできた時。

与えてほしい、喜ばせてほしい、満たしてほしい。
求めれば求めるほど、自分の心は枯渇していく。

与えたい、喜ばせたい、満たしてあげたい。
与えれば与えるほど、自分の心が満たされていく。

妻や妹や子供たち。
大切な人に、もっともっと与えたい。

来年も再来年も、いつまでも与え続けることができる
保証なんて何もない。
もしかしたら、今日がその最期の機会なのかもしれない。
時間には限りがあるんだ。

だからこそ、想いを込めて、今、与えてあげたい。
もっと大きな、もっと素敵な、もっと深い愛情を与えたい。

ビジネスでも。あるいは私生活でも。

与えることが、受け取ること




皆様へのクリスマスプレゼントとして、おすすめの本を紹介。

今すぐ注文すれば、まだクリスマスに間に合うかも。
(僕からのプレゼントですが、お代はご自分で)

いちばん大切なこと。
いちばん大切なこと。

子供に読んであげてほしい本。
自分自身に対しても、声に出して
読んであげてください。




マリッジコード ミロス
マリッジコード ミロス

この本を読むと、夫婦について
考えさせられ、パートナーとの
関係を見つめ直せます。




アルケミスト 〜夢を旅した少年〜
アルケミスト

かなえたい夢がある人、夢を
持ちたい人、自信を持って前へ
進んで行きたい人におすすめ。



成功の掟
成功の掟

あらゆる自己啓発書の出発点に
なっている、物語調の成功哲学書。
100回以上は読みました。



生き方は星空が教えてくれる
生き方は星空が教えてくれる

臨死体験と精神世界、自己実現の本。
僕も臨死体験をしたことがあるので
作者のメッセージに心打たれます。



7つの習慣 〜成功には原則があった!〜
7つの習慣

大ベストセラーのビジネス書。
本気で事業の成功に取り組んで
行きたい方は必読の本。



アウト・オン・ア・リム
アウト・オン・ア・リム

女優シャーリー・マクレーンが
自己体験に基づいて精神世界への
覚醒を促す、大ベストセラー。



  本を買えない人はこちらを

たいせつなともだち

たいせつなともだち

数年前に私が書いた童話です。





本当の「ありがとう」を感じられる、素敵なクリスマスを。  


  



Posted by exceedblog at 00:51clip!想いを込めて 
December 15, 2007

本当に望むものに向かって

成功するための努力」と「失敗しないための努力」は違う。
似ているけれど、実は根幹になっている部分が全く違う。

失敗しないための努力は、スタートが「自分へのダメ出し」。
考えただけで、ため息が出てくる。
失敗したくない気持が自分を萎縮させ、顔をこわばらせる。
どんなに頑張っても、得られる成果のMAXは平均点。
実際は80%位しか達成できないから、結局は平均点以下。
そして、ダメダメな自分にまた、ため息が出る。
そして、そんな自分に憤り、また自分を嫌いになっていく。

成功するための努力は、スタートが「自己実現への期待」。
考えただけでワクワクしてくる。
成功を想像することで心が解放され、自然に笑顔が出る。
めざす成果は200点・・・300点・・・MAXは自分次第。
80%さえ達成しなくても、大きな前進を得ることができる。
そして、自信と自己成長と共に、次の段階へと向かう。
そして、ほんのちょっぴり自分を好きになる。


この違いは、積み重ねるごとに大きな差となっていく。

つまり、
スタートの時点から、向かっている方向はまるで違うのだ。


そもそも、
どうしてそんなに萎縮する必要があるのだろう?
どうしてそんなに失敗を怖れる必要があるのだろう?

もし失敗したら、もしダメだったら、全てやめてしまうのか。
その失敗を誰かに責められたら、それでやめてしまうのか。
やめてしまえるような、諦めてしまえる程度のものなのか。


発明王エジソンの言葉「失敗は成功の母である」は、世間でも
よく知られているところだが、この言葉には続きがある。

・・・失敗は成功の母である
なぜならば、これではダメだ、ということがわかったのだから、
また一歩成功に近づいたのである。・・・


もし仮に全然ダメで、木っ端微塵に吹き飛ばされたとしても、
泣きながら、叫びながら、結局また立ち上がっていくことが
決まっているのなら、本当に怖れるものなんて何もない。

なぜ、そんなにまでしてやりたいのか。

それは、それが「苦しみ」ではないから。
その先にあるものが、心から望む「歓び」だから、ですよね?

それならば、それほど大好きな、かけがえのないものに出会えた
ことに感謝して、向き合えている今に歓びを感じて、のびのびと、
心の赴くままに、本当に望むものの実現に向かってチャレンジ
すればいい。


このことは決してビジネスについてだけでなく、生きていく上での
あらゆる物事に通じている。

例えば育児で「子供を叱らないように頑張る」のか、それとも
「心からの愛情をたっぷり注ぐことを頑張る」のか。

例えば夫婦で「言い争いにならないように頑張る」のか、それとも
言い合いになってでもお互いをさらけ出し「本当にお互いを知って
心を1つにしていく」のか。

我慢・限界に向かっていくのか、本当に望むものの実現に向かって
いくのか。 全ては自分次第。


今は「全然ダメ」でいいじゃないか。
そんな自分が、成長しながら何かを成してしまうことに、何かを
成してしまうほど成長していくことに、ワクワクしながら、
成功するための努力」を楽しんでほしいと思います。  


  



Posted by exceedblog at 11:51clip!めざすべきもの