January 28, 2015

どうしたら幸せになれるのか

小学5年生になる娘は、小学1年生の時に気管支喘息で入院して、以降
学校も休みがちで、体育の授業も半分は見学、そして薬漬けの毎日になった。

娘も出演が決まっていたミュージカルの稽古を心の支えに頑張っていたが、
医者からは、健康を取り戻すのには10年かかる、と言われた。

2年生に進級する時に空気の良い地域に引越して、薬を捨てて、スポーツを
始めて、今では毎年ほぼ皆勤賞で、すっかり健康優良児になった。


それでもやっぱり運動は苦手で、運動会のかけっこは毎年ビリ争いしていて、
水泳の授業では2歳下の弟と同じ級、野球チームでは弟がレギュラーなのに
自分は補欠、先日参加したマラソン大会ではビリから3人目...という状態だが、

本人は、運動会も、水泳も、野球も、大好きで楽しんでいる。

勿論、友達に笑われることもあるし、バカにされることもあるし、凹むこともある。
でも反対に、出発点がとても低いので、上達の度合いがわかりやすくて、
努力した分だけ自分で手ごたえを感じられるし、周囲もその努力や上達を
認めてくれるので、やりがいがあるようだ。

そして何より、いつも見学しているだけだった運動を、みんなと一緒にやれる
こと、自分なりにチャレンジできることに、とても喜びを感じられるらしい。

将来はパティシエールになって、みんなが幸せな気持ちになれるお菓子を、毎日
作れる健康な自分になるために、楽しんで運動にチャレンジしているのだそうだ。


上手じゃなくても、他人より劣っていても、失敗しても、笑われても、凹んでも、
それは決して最悪なんかじゃない。
本当の最悪っていうのは、そのチャレンジさえも「できない」ことなんだと思う。

「やりたいこと」「好きなこと」「なりたいもの」のためにチャレンジできる今日がある
ことに、心から感謝して、どれだけ喜べるか・楽しめるか・夢中になれるか。

そんな我が子を誇りに思うし、いつも幸せを感じさせてもらっている。
つくづく、子育ては親を育ててくれるものだと思う。





誰でもみんな、「弱さ」と「怖れ」を抱えて生きている。

それを悟られないように。
それに負けないように。
それを乗り越えようとして。

でも、責められたり、わかってもらえなかったり、ないがしろにされたりすると、
心をえぐられるような気がして、もう堪えられなくなって、ずっと心の奥深くに
押し込み続けてきたモノが一気に噴出してしまう。


  どうせ自分は見た目も悪いし、頭も良くないし、とりえもないし、腹黒いから、
  本当の自分を見せたら、誰も必要としてくれなくなってしまう!

  だから、いつもみんなに必要としてもらえるように、喜んでもらえるように、
  嫌われないように、ずっと自分を演じて頑張ってきたのに!

  なのに、みんな都合のいい時だけ友達面したり、優しい言葉をかけてくる
  けど、実は影では笑っていて、結局いつか離れて行ってしまう!

  やっぱり自分は誰にも必要とされていない!
  誰にも信じてもらえない、わかってもらえない、誰も信じられない。。。!!


それでも、
本当はそんな自分を変えたくて、
本当は誰かのせいにしたくなくて、
本当は人を信じたくて、誰かとわかりあいたくて、

自分自身を信じてあげたくて、
自分自身を認めてあげたくて、
自分自身を幸せにしてあげたくて。。。また考え込む。


  どうしたら自分らしく生きられるんだろうか。
  どうしたら自分のことを好きになれるんだろうか。

  どうしたら感謝を感じて生きていけるんだろうか。

  どうしたら幸せになれるんだろうか。
  どんな風に生きれば私も幸せになれるんだろうか。


自分を信じてあげたいんだよね?
自分を認めてあげたいんだよね?
自分を幸せにしてあげたいんだよね?

だけど、「できない」んだよね?


でも、本当に「できない」んだろうか?

本当は、「できる」か「できない」かの問題じゃなくて、
「やりたい」か「やりたくない」かの問題なのかもしれない。


もし、本当は「やりたい」んだったら、
「やりたいこと」「好きなこと」「大切なこと」「なりたいもの」なんだったら、

たとえ上手にできなくたって、
たとえ他人より下手だって、
今はとても困難な環境にいたって、
何度も失敗したって、何度も休んでしまったって、

今日という日があることに、明日という日が来ることに、心から感謝して
楽しんでチャレンジしていいんだよね?


自分を信じていいんだよ。
自分を認めてあげていいんだよ
自分を好きになっていいんだよ

今世あなたが参加しているマラソン大会は、たとえ人より遅くたって、
コースを間違えてしまったって、あるいは何年もかかってしまったって、
いつかちゃんとゴールできたら、誰もが金メダルをもらえるレースなんだ。


あなたは、幸せになっていいんだよ

あなたという存在が、誰かを幸せにしているんだよ。


  



  



Posted by exceedblog at 08:02clip!私からあなたへ 
January 14, 2015

あなたの幸せって何ですか?

※昨年、facebookにこの投稿をしたところ、7万以上の「いいね!」と3,700以上のシェア
をしていただいたのですが、たくさんの方々から、「facebookに参加していない友人にも
シェアしたいのでブログにも書いてほしい」という要望がありましたので、若干の補足を
入れて、こちらに転記しておきます。




先日26歳になった長女が生まれたばかりの頃、いつも育児を頑張ってくれている妻に
「何がほしい?」って聞いたら、即答で「育児から解放されたい」って返ってきた。
 
それ以来、毎晩数時間、隔週土曜日は朝から晩まで、育児を僕が1人でやるようにして
(ただし搾乳しておいてもらう)、その時間は寝ようと出かけようと何をしても自由、
というパートナーシップを続けたのが懐かしい。
 
妻は妻で、せっかく友人と出かけても胸が張ってしまい、途中でトイレで搾乳したりと
たいへんらしいのだけど、帰ってくると、そんな話を楽しそうに聞かせてくれながら、
やっと吸ってもらえるーと嬉しそうに娘に授乳していて、僕はその姿をながめる時に
幸せだなーと実感した。
 
当時は若かったので、これくらいのことは普通にやるものだと思っていたのだけど...



先日11歳になった娘は、生まれたばかりの頃、よく夜泣きをした。
おっぱいを欲しがるのだけど、妻も無限におっぱいが出るわけじゃないし、何よりも
体液を吸われるのだから、授乳後の母親はとても体力を消耗するらしく、深夜という
ことも重なって、妻もフラフラになる。

そこで毎晩のように、深夜の授乳が始まると僕はリンゴを摩り下ろし始め、これ以上
おっぱいが出ないというところでバトンタッチして、疲れきった妻には寝てもらい、
後は僕が、摩りリンゴをお腹いっぱいになるまで吸わせる、という毎日だった。

もちろん自分も眠いし疲れていたけれど、妻の横に娘を寝かせ、それぞれの満たされた
寝顔を眺めている時、僕はいつも、幸せだなーと実感した。

たいへんだったけど、やっぱり「苦労は半分こ、歓びは一緒に」って思っていたから...



でもこれって、世間一般では、ものすごく特殊なことらしい。
おっぱいも出なくて消耗しきっている奥さんに、「明日も仕事なんだ、何とかしろ!」
って怒鳴ってしまう人も少なくないらしい。
奥さんが心身共に疲弊しきっているのに、自分に何ができるかって行動を起こせない、
起こさない人は少なくないらしい。

だから今、都心を中心に、お母さんの産後鬱が爆発的に増えている。
鬱にならなくても、ほとんどのお母さんが、鬱になりかけるくらいに心身が疲弊する
孤独な育児期を体験している。

 
 
男性諸氏に、ちょっと考えてみてもらいたい。
 
あなたの幸せって何ですか?
 
 
      「愛する人が今日も幸せを実感して目の前にいてくれること」
 
 
それ以上の幸せってのが何かあるんだったら教えてほしいです。
そのためだったら、疲れていようと何だろうと、男ならスーパーマンになれよ、って思う。
 
だって、「幸せにするよ」って誓ったんでしょう?
 
 
もし疲れきって動けなくなっちゃったら、
愛する人が、きっと愛情たっぷりに癒してくれるから、何も問題はないんです。



     ※関連リンク:育児で1番辛いときに「頑張れ」と言われて爆発したときの漫画

     ※関連リンク:何を損なったのか



中学生とか高校生に、お母さんたちの実体験を聞かせてあげられる機会があるといいな
って思うんですよね。特別授業みたいなカタチで。

お母さんたちの話をたくさん聞いて、女の子たちには男性を選ぶ目を養ってほしいと思うし、
「こういう人と結婚したい」「そういう人ってカッコイイ」なんて会話が出てきたりすることで
男の子も、「それがカッコイイのか」「俺もそういう夫になろう」ってイメージできると思う。

そして、出産でできたお母さんの目尻のシミを見て、お腹にできた妊娠線や帝王切開の痕を
見て、こんなに大変な思いをして生み出してくれた大切な命を授かっているんだということ、
与えてもらった大切な人生を生きているんだということを、涙を流して知ってほしいと思う。


共存共栄・共生共助の社会を創るなら、最小のコミュニティーである夫婦・家族の間で
それが当たり前にできていくような教育の機会を作ることからだと思うんですよね。  


  



January 01, 2015

時間よ止まれ

やりたくない(と感じてしまう)ことをしている時は、時間の流れを遅く感じるし、
わずかな時間しか経っていないのに、心身ともに疲弊するし、お腹も空いてくる。

大好きな人やコトに夢中になっている時は、あっという間に時間が過ぎていくし、
長時間でも全く疲れないどころか、時には飲まず食わずでも全く気にならない。

夢中って、すごい。
夢中な時に自分が発するエネルギーって、すごい。


あなたは今、何に夢中ですか? 誰に夢中ですか?


人間として近づきたい人、尊敬する人、憧れる人を追っていますか?
大切な人、大好きな人、愛している人に心から寄り添っていますか?
大切なコト、つかみたいモノ、やり遂げたいコトと向き合っていますか?

その無尽蔵なエネルギーを、その純粋無垢な眼差しを、愛する人に向けていますか?
大切な人の大切なものを本当に大切にするために、自分を活かして生きていますか?



時間には限りがあるのです。
自分にも、そして、相手にも。



子供の寝顔を見て、我が子が命を授かった日の喜びを思い返し、
愛する人の横顔を見て、そこに愛を誓った日の決意を思い返し、
10年経っても、20年経っても、それを見失わず、色褪せさせず、すべての物事に感謝して、

いつでも「この時間が永遠に続けばいいのに」と心底思える時間の中を夢中で生きる。


嬉しかったら本気で笑って、
悲しかったら本気で泣いて、
悔しかったら本気で怒って、

愛しているのなら本気で愛して、

24時間、365日、夢中で走り続け、夢中で成長し続けていく自分でありたいものです。



そして、走り続けて、成長し続けて、いつかふと振り返った時、
積み重ねた年月の分だけ残った足跡を見て、それまでの長い長い道程を思い返して、

ちょっとだけ自分に自信を持てたり
ちょっとだけ自分を好きになれたり、、、っていうことが、後から付いてくるのだと思います。


  


  



Posted by exceedblog at 03:31clip!あなたから誰かへ