March 31, 2008

愛燦燦

胸の内側にある球が眩しく輝くと、表面的にカタチだけ
繋がっていた連結から解放され、輝きと輝き同士による
本質で繋がっていく世界に足を踏み入れる。

今ここに、自分が存在すること。
今ここに、この自分が存在すること。
今ここに、この自分が存在するに至った全てに。

感謝すること。

そこに歓びがあり、そして祝福がある。

そのためには、
向き合うこと。
感じること。
受け入れること。
決めること。
挑むこと。

その時、繋がる。
それを、次の誰かに手渡していく。
だから、手に入る。

たとえそこが眩いばかりの世界だったとしても、内なる
球に灯りがなければ、深い闇の中にいるのと同じこと。

たとえそこが漆黒の世界だったとしても、自分の内なる
球が眩しく輝いていれば、そこには影さえもできない。

その輝きは、決して外の誰にも消すことはできない。
その光は、あたたかくて優しい。

でも本当は、灯りのともっていない人などいない。
自分の内側には闇があると思い込んでいるだけ。
灯りがともっていないと決め付けているだけ。

本当はそこにちゃんと灯りがあって、
本当はそこに温かみを感じていて、
本当はそれを輝かせたいと思っていること。

そこと素直に向き合うことができれば、目の前の扉が開く。

大切なもののために、
大切なことのために、
大切なひとのために、命を投げ出しても惜しくないと思える
のは、「自分が何を全うしたいのか」を見出しているから。

そこまで自分と向き合い、自分の本当の望みを知ること。
それが自己愛であり、自己愛さえない者がひとに愛を与える
ことなどできやしない。

力強さも鋭さも必要ない。
ただ、輝きさえすればいい。
あたたかく柔らかければいい。

深く、大きく、感謝の気持ちに自分を委ねる。
その1歩を踏み出しさえすれば、最後の扉のカギが手に入る。

まだ何も終わっていない。今からでも遅くなんかない。
同時に、まだ何も始まっていない。全てはこれから。

全ては、感謝から。



            愛燦燦


  雨 潸々(さんさん)と この身に落ちて
  わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
  人は哀しい 哀しいものですね

  それでも過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩う
  人生って 不思議なものですね


  風 散々(さんさん)と この身に荒れて
  思いどおりにならない夢を 失くしたりして
  人はかよわい かよわいものですね

  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね


  愛 燦々(さんさん)と この身に降って
  心秘そかな嬉し涙を 流したりして
  人はかわいい かわいいものですね

  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
  人生って 不思議なものですね


  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね