January 19, 2013

タスキをつなぐ

持ち合わせていないものや足りないものを数え始めると、
自分のことがとっても駄目な奴に思えてきて、悲しくなる。

変えようの無い過去を振り返っては後悔し、誰を見ても
自分と比べては溜息をついていると、涙がこぼれてくる。

生きている価値さえ見出せなくなってきて、いっそのこと
生まれてこなければ良かったとさえ思えてくる。


でも、たった一言、心からの「ありがとう」を言われたら、
こんな自分でも人の役に立てるのだ、存在を許され認め
られ、感謝してもらえるのだとわかったら、

また頑張れる。
立ち上がれる。
歩き出せる。

明日に希望を持つことができる。


素晴らしい才能や容姿などは持ち合わせていなくても、
立派な実績や人格や品格を持ち合わせていなくても、
素敵な言葉が何ひとつ出てこなくても、
否、一切の言葉を発することさえできなかったとしても、

       生まれてきてくれてありがとう。
       今ここにいてくれてありがとう。

を表現することさえできたなら、伝えることさえできるなら、

一番大事なものは、既にそこにある。
一番大切なことは、いつでも出来る。


「目の前の扉が閉じている」のではなくて、

「私はカギを手にして扉の前にいるのだ」と気付くこと。

そしてそのことを、大切な人に気付いてもらうこと。


顔を上げて、目に見えないけれど確かにそこに存在している
歓びと幸せを、瞬きさえ忘れてまっすぐに見てください。


走れない理由も、走らない理由も、そこにはありません。
そのままのあなたで大丈夫。


大切なタスキを自分の手で手渡すために。

走り出すのに、今より最適なタイミングなど存在しないのです。