July 12, 2013

不機嫌な娘

学校から帰ってきた小4の娘が、不機嫌そうにしていました。

仕事中だったので、その場はスルーしたものの、夕食の時に
何かあったのかと聞いてみました。


仲良くしている特別養護学級の子たちと一緒に下校する途中で、
その子達に意地悪な言葉を浴びせて行った子がいたそうです。
頭に来たので追いかけたけれど、追いつけなかったとのこと。


「勉強は苦手かもしれないけど、その代わり、とっても心が綺麗で
一緒に遊ぶといつもとっても素敵な顔で笑ってくれるんだよ。
誰だって苦手があって、その代わり素敵なところがあるんだよね。
どうしてそういうことがわからないのかな。 ホント頭にきちゃう。
明日、学校で会ったら、あのおバカさん達に教えてあげなくっちゃ。」

横で、ウンウンと頷きながら聞き入る小2の息子。


夕食・入浴後、何やら本棚や押入れをあちこち探し回る娘。
引っ張り出してきたのは、4月に読み聞かせした「はだかの天使」

「これを読めば、明日、どんな風に教えてあげればいいか、
いいヒントが見つかるかなって思って。。。」

我が家では、普段は9時消灯にしているのですが、この日は
特別に、読み終えるまで電気はそのままにしてあげました。


明日、この子の気持ちは伝わるのでしょうか。
跳ね返されたり、蹴散らかされるのかもしれません。

これから先も、幼い「純粋」や「正義」が踏みにじられることが
何度だってあることでしょう。


でも、どうか、
大きくなっても、そのままの感性を、そのままの優しさを失わず、
ずっと素敵なままで大人になってほしいものです。


親に出来ることは、「君はそのままでとても素晴らしい」と
言葉と態度で認め、すべてを信じて、祈ることだけです。

生まれて来てくれてありがとう。

愛してくれてありがとう。


いつも、子ども達から大切なことを教わるばかりの毎日です。