June 15, 2014

性暴力を受けている子供たちへ

児童養護施設の子供たちの自立支援、児童虐待の防止などの
活動に関わってから、性暴力の問題の根深さを知りました。
 
性暴力の被害を受けている子の数は、驚くほど多い。
性暴力の加害者のほとんどが、身内の人間である。
性暴力の被害児童は、誰にも開示できずに苦しんでいる。
誰かに相談したところで、何をしてもらえるのかわからない。
相談してしまうと、母親を悲しませてしまうから言えない。
被害児童は、自己肯定感が根底から壊され続けていく。 
周囲の人間は、性暴力を稀な他人事だと思って無関心。
保護された施設で職員から性暴力を受けるケースもある。
 
小中学生の望まない妊娠のうち、
「相手を言えない場合はまず父親を疑え」という言葉も聞きました。
 
 
比率で考えるならば、
かつてのクラスメイトや同じマンションの住人、お子さんの同級生...
その中に、何事もないように見えていただけで、見落としていただけで、
虐待や性暴力の被害者が、確実に「いる」のです。
 
 
この動画は、性暴力・性虐待を受けている子供達に伝えたいメッセージを
まとめたインフォグラフィックス・ムービーだそうです。
 
開示をためらう子に、今起こっていることやその後の見通しを伝える場合
など、お子さんの相談を受ける立場の方にも使っていただけたら。。。
とのことですが、まず、多くのお父さんお母さんに、知ってほしいと思います。