September 15, 2014

自分が成功モデルになる

先日、子供たちが参加している少年野球チームの練習に、チームOBの
元プロ野球選手や、NPB職員や市議会議員として活躍中のお兄さん達が
来てくれました。

子供たちは、貴重なアドバイスに耳を傾け、一挙手一投足に目を凝らし、
バットスイングの空気を切り裂く音に驚き、一緒にノックをうけてくれる姿に
歓声を上げ、それはそれは、思い出に残る楽しい1日を過ごしました。

帰ってきてからも、寝るまでずっと、昼間の出来事を1つ1つ全て忘れまい
とするかのように、二人とも夢中で話し続けていました。


この日、子供たちが手にしたものは何か。

教わったアドバイス、目に焼き付けた姿、褒められて得た小さな自信。。。
どれも貴重なものではありますが、特筆すべきは、

今の自分が居るまさにその場所から、プロ野球選手になった人がいる。
今の自分がやっていることと同じことをして、夢を叶えた先輩がいる。
今の自分がしているのと同じ経験を活かして、社会で活躍する先輩がいる。

という事実を体感したことで、
今の自分と、将来の夢や未来の姿が、つながって感じられたこと。
自分自身が持っている可能性の深さと幅を、感じられたこと。

夢を追いかけたい(手にできるかどうかわからない/自分にできるのか?)
から、夢はかなえられるんだ、だから自分も「夢を追いかけていいんだ」と、

今の自分、未来の可能性を、自分自身のチカラで自己承認できたこと。

この体験こそが、
本当にプライスレスな、彼らの素晴らしい財産となっていくのだと思います。


ビジネスの本質は子育てと一緒です。

あなたの事業は(たとえどんなにささやかなモノであったとしても)、
それが産声を上げた時から、あなただけのモノではなく、それを待っている
お客様のためだけでもなく、

いつか後に続こうと、自分らしい生き方・社会との関わり方を模索しながら
自分の可能性を信じようとしている誰かにとっての成功モデルでなければ
ならないのです。

だからこそ、
その想いに胸を張り、その想いを貫いて、事業を成功させなければなりません。


「ガンバレ」とか、「大丈夫だよ」とか、「それでいいんだよ」とか、
言ってもらえると嬉しい言葉、チカラを貰える言葉はたくさんありますが、
一番素敵なことは、

大切にしたい人が、それを自分で自分自身に言えるようにしてあげること。
すなわち、
今は同じ場所にいるあなたが、そこから掴んでみせてあげること。

あなたに自信があるとか無いとか、そんなものはどうでもいい。
あなたを待っている人、じっと見ている人が、自分に自信を持てればいい。


あなたは既に注目されています。
その事業は、既に、期待されているのです。