子供たちが堰を切ったように話しかけてくる。
今週は、仕事やセミナーで家に帰れなかった日があるので、
話したいことがたくさんあるのだろう。
内容は他愛もないことばかりなのだが、本人にとってはきっと
1つ1つがとても重要なことなのだ。
人生は何も保証されていない。
もし、話を聞いてあげられる機会が、これが最後だとしたら。
そう思うと、全てが愛おしい。
それがどんな話であっても、今どんなに忙しくても、
もっと話してほしい。
全部聞かせてほしい。
この時間が永遠に続いてほしい。 そう思う。
それは、クライアントに対しても、妻や妹や、大切な人たち
全てに対しても同じだ。
いつでも「今」という瞬間を手にしていることに、心から感謝
して、自分にできる精一杯のペイフォワードをしていきたい。
先週は、セミナー講師、あるいはセミナー参加者として、たくさん
の方々とお会いする機会があったが、出会いの中に感じるのは常に
シンクロニシティー(集合的思考による共時性=偶然の中の必然)。
人は生き方を決めることで導かれ、
同じベクトルの者同士が引き寄せ合う。
だから、今の自分には難しいことでも、未来の自分には可能になる。
人生で最も大切なこと は、
「自分の人生で何が最も大切なのかを決めること」である。
ならば、今、目の前にいる人を最も大切にするためには、
その大切な人が、自分の人生で最も大切なことが何なのか、に気づき、
そしてそこに向かって生きることをコミットすること、のために
今の自分にできる最善のことをすること。
今日がその最期の機会なのかもしれない、と思って、想いを込めて
大切な人と向き合うこと。 ご縁を生かすこと。
ベクトルを自分に向けるのではなく、自分のもっと内側に向けて
いくと、それは目の前にいる人へと向いていく。