「正解」の反対に位置しているのは、必ずしも「不正解」ではない。
解釈を変えて察した時に、それが「もう一つの正解」だと気付く。
これは、「やらない理由」が「やるべき理由」であるのと同じこと。
そして、「できない理由」が「成功する理由」であるのと同じこと。
「自分の欠点」さえも使い方を変えれば「素晴らしい長所」になる
のなら、「相手の欠点」も関わり方次第で「その人の長所」となる。
今、私の目の前に起きている事象、目の前にいる人の姿は、私自身が
引き出しているのであり、つまり、自分の内面の投影にすぎない。
自分とは異なる(相対性の)モノ同士が同じ目的に向けて共存共栄で
強固に結びつくことで、大きな枠組みの個が生まれる。
たとえば、異なるアミノ酸同士がタンパク質となり、タンパク質同士
が細胞となり、細胞同士が組織となり、組織同士が人間を作る・・・。
その先はどこへ行くのでしょうか。
その会社は、その家族は、その国は・・・。
同じ目的に向けて共存共栄で大きな枠組みの個を作っているだろうか。
自己中心的な、カタチだけの枠組みになってはいないだろうか。
この、相対なる個の結びつきによって大きな個を生み出す連鎖は、その
先では地球を作り、太陽系を作り、銀河を作り、宇宙を作っている。
本来それらは全てが繋がっていなければならないはずなのに、どこで、
何故、中身がなくなってカタチだけになってしまっているのだろう。
異なる個がWin-Winで結びつき、大きな枠組みの個を形成することで
3つめのWinを作る・・・トリプルWin。 (スリーWinトライアングルでは
なく、大きな枠組みとしてのWinを作ること)
ミクロがマクロを作っていくこの世の仕組みの中で、企業においても
家庭においても、トリプルWinは絶対法則であり、それ以外の発展は
ありえないのです。 (仮に一時は栄えても、やがて朽ち果てる)
目の前に起きている事象、目の前にいる人の姿は、自分の内面の投影
にすぎません。
心の底から信頼できるパートナーが現れないのではなく、自分自身が
心の底からその人の可能性を信頼していないのです。
世の中から必要としてもらえないのではなく、経営者自身が、世の中
を必要なものとして貢献していないのです。
必要でないものは朽ち果てるのみ。 これもまた、絶対法則です。
「理想を追うと儲からない」と言われます。
「儲けたいなら理想を捨てろ」とも言われます。
でも、そう言うその人自身は、本当に儲かっているのでしょうか?
そして、そもそも、それを言っているのは誰なのでしょうか。
もしかすると、そんな言葉に納得してしまう自分自身の投影なのでは?
いつでも、目の前にいる人と「トリプルWin」を考える。
そういう経営のあり方・そういう生き方を、一致させて貫く。
想いのあるミクロで命あるマクロを生み出す。
全ての答えはそこにあるのだと思います。
・・・この続きは、11/18・12/16のビジネスセミナーで。