自分が「正しい」という概念は、すなわち相手の意思・行動・判断
などが「間違っている」を意味します。
この「正論」「正当性」「正義感」こそが全ての争いごとの源であり、
増長していくと戦争さえも引き起こす、やっかいなモノです。
どちらが正しいかを主張・証明する前に、そのことで犠牲になって
いる人(家族や国民やお客様であったり、あるいはその怒りをぶつけ
られる周囲の人々であったり)がいることに目を向けた時、実は、
「正しい」を主張する両者とも「間違っている」のだと思います。
その「正しい」を「負けたくない」に置き換えてみると、その歪み
を理解しやすいかもしれません。
どんなに正論を主張しても、それは所詮、エゴなのです。
エゴからエヴァへ。
「自我・対立・競争の関係」から「愛・調和・互恵の関係」へ。
事業規模、経済状況、職業職掌、地位立場、人格人間性、経験職歴、
知識や意識・・・など、様々なモノサシが存在していますが、たとえば
ある基準ではAさんの方が優れていても、別の基準ではBさんの方
が優れていたりするものです。
「私が正しくて相手が間違っている(私は負けたくない)」を
今日から捨ててください。
確かに彼は未成熟で未完成かもしれません。
しかし自分もまた、未成熟で未完成なのですから。
学ばせていただけていること、経験させていただけていること、
失敗を許していただけていることへの感謝と謙虚さを、いつも
忘れずにいたいものです。
まだ未完成な私が同じく未完成な彼と関わることで、互いに成長を
遂げ、共に達成していくことで、本当に大切にしたい誰かや何かの
ために、また一歩前進していく・・・常にその目線でいたいものです。
そしてそれは、仮に一時、自分が「負けた」ことになろうと、
自分が「間違っている」ことになろうと、そこからコトを始める
ことで、自分にとって本当に大切なコトや本当に大切な人の何かを
育てていけるなら、守っていけるなら、何も問題はないはずです。
自分も日々気付き、日々成長しているように、彼もまた日々気付き
日々成長していくのですから、分かり合えないのも所詮は一時のこと。
いずれ、自分も今は見えていないものに気付き、彼も今は聞こえて
いないものに気付くのです。
でも、もしも、どうしても制裁が必要であるならば、自分は彼と
意見を戦わせることすらやめて、一切関わらないことです。
彼は、同じ過ちをもっと大切な場所で、もっと大きくおかします。
だから、自分が何かの制裁を加える必要はありません。
「教えないことは最大の復讐」です。
ですが、少なくとも、本当はこれからも関わっていきたい相手で
あるなら、エゴを捨て、エヴァに生きることです。
それがそっくりそのまま、自分に返ってきます。
“何かをしている時”は“別の何かをしていない時”です。
自分が自分の「正しい」にこだわっている時。
・・・それはきっと誰かに対して「負けたくない」と思っている時
であり、つまり「エゴに生きている時」・・・
それはとりもなおさず
「エヴァに生きていない時」である、と言えます。
本当に大切なコト。
本当に大切な人。
そのために今、自分はどうあるべきか。
そう考えた時、誰でもエヴァを体現することができます。
エヴァとは、すなわち 『トリプルWin』 です。
クリスマスなのにプレゼントをもらえなかった方へ
素敵な本を紹介しますので、ご自分でご自分にプレゼントしてあげて
ください。(ご購入は自腹でどうぞ)
約束
苦しみから立ち上がり
もう1度人生を歩き出す
姿を描いた短編集。
最初と最後が感動です。
君に成功を贈る
心に響く人生哲学書。
読みやすいので読書が
苦手な方にもおすすめ
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アミ 小さな宇宙人
11ヶ国語に訳された
ベストセラー。
宇宙人と一緒に理想郷
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だいすきっていいたくて
子供に読み聞かせして
あげると言うよりも、
お母さんが子供と一緒
に読んでほしい本です。
道徳の教科書
善く生きるための手本
として、偉大な先人達
の生き方からたくさん
のことを学べます。
神々の指紋
著者は古代文明の遺跡
を巡るジャーナリスト。
これまでの古代史解釈
をくつがえす一冊です。
その他、こちらのページとこちらのページに
以前に紹介した本がありますので、そちらもどうぞ。
本を買えない人はこちらを
たいせつなともだち
数年前に私が書いた童話です。
本当の「ありがとう」を感じられる、素敵なクリスマスを。