February 26, 2009

今そこにある「奇跡」

最近、楽しくて楽しくて、心の底から本気で笑ったのって
いつでしょうか。


いろんな経緯があって、そして、
いつの間にか「本当の自分」の半分も感情を出せなくなって
しまったり、感じにくくなってしまった人が、とても増えて
きたように思います。

いつの間にか、温もりが感じられない、冷たい表情の仮面を
つけてしまった人が、とても増えてきたように思います。
自分であって自分ではない、ロボットのように機械的に毎日
を生きている人が、とても増えてきたように思います。

こんなご時世だから、仕方ないのでしょうか。

でも、ほんの少しだけ視点を変えたら、
毎日の生活の中に、たくさんの喜びが感じられると思うのです。


ニュースで報じられる様々な出来事・・・
天災、人災、事故、事件、病気、その他・・・
そうしたものが自分の身に起こり、いつもそこに当たり前に
存在していたものが、ある日突然に失われるかもしれません。

いつもと同じ明日が必ずやってくる、という保証なんて、
実は、どこにもありません。
失って初めて気付いたのでは遅すぎるんです。

そう思えたら、
目の前にいる人、目の前にあるもの、目の前にあること、
その全てが愛おしく、ありがたく、「今」という時間を手に
している事実をもっと大切に思えるかもしれません。

当たり前のものが当たり前のようにそこにあること自体が、
実は奇跡的でさえあるのです。


全ての物事、全ての出来事に感謝できた時、
僕らはもっとそれを喜ぶべきであり、楽しむべきです。


楽しかったら本気で笑い、
悲しかったら本気で泣き、
悔しかったら本気で怒り、
嬉しかったら本気で喜ぶ。 ・・・人間なのだから。


感情を押し殺すのをやめたら、心の底から喜ぶことができたら、
本当の自分が持っている、自分らしい「光」「輝き」を取り戻せる
のだと思うんです。


先日、妻と口論になった時、
今日、子どもがやかましく騒いだ時、
もし何かの歯車が1つでもずれていたら、もう2度とその声を
聞いたり、その姿を見ることがなかったのかもしれないと思うと、
今「頭にきた」と感じた物事でさえも、次の瞬間、その全てが
愛おしく感じられ、命をかけて大切にしたいと思えます。


生きていると、いろいろあります。

たとえ、つらいことがあっても、
苦しい日々が続いていたとしても、
それでも、

「昨日までとは違う明日」を創り出すチャレンジができる、「今」
という瞬間を手にしていることの「奇跡」を喜んでください。


    そこに「あきらめきれない想い」があるのなら。  



  



Posted by exceedblog at 03:15clip!私からあなたへ 
February 23, 2009

成功する権利を持つ

12年程前に、NKホールで開催されたビジネスセミナー
のゲストとして講演した時の原稿が出てきました。


    「成功の絶対条件」とは

     成功するまで挑戦し続ける自分

     ・・・を維持し続けられる こと


冒頭にこの言葉を発して、延々とスピーチした訳ですが、
維持し“続ける”ではなくて、“続けられる”と表現した
あたりが奥深いなぁ、と我ながら関心しました。

実際、「◎◎し続ける」というストイックな取り組み方は、
短期決戦の勝ち負け勝負には向いているかもしれません
が、そうでないものには、むしろアウトな気がします。

何かを犠牲にしたり、脇目もふらずに、という取り組みは
一見真実味がありますが、犠牲と呼べるほど大切なものを
捨てたり、脇目もふらずと呼べるほど様々なものを見ない
生き方をすることは、成功に必要な大切なピースを手に
入れることが出来ない生き方のように思えてなりません。

信念を貫く、という意味ではGoodです。
コミットメントという意味でもGoodです。

でも、「維持し続けられる=維持し続けることができる」の
スタンスが、とても大事だと思うのです。

やり続けることができるためには、

・本当にやりたいこと
・本当に好きなこと
・本当に意義を感じていること
・本当に信念を持っていること

など、自分の内面と深く対話した上での決意に加えて、
周囲からも理解(応援)を得たり、それを自然体でやり
続けていけるやり方の確立、安定した基盤の確立など、
気持ちだけではなく、やり続けていくための具体的な
整備をしてある必要があります。

そうした、今の「気持ち」からの「続ける」という表現と、
たとえ何があってもやり通していくだけの「具体的根拠」
を持っている状態とでは、レベルが違うように思います。


本当の素晴らしいプレイはファインプレイには見えない。

凄い人が成功するのではなくて、
凄い努力をした人が成功するのでもなくて、

成功するのにふさわしい人間になれた者が、彼らしく
自然体で生きていくことで、必然的に成功という成果を
手にすることができるのだと思います。

それは熱く短いものではなく、永く自然なもの。

自分にダメ出しをしない人や、
ダメ出しする部分のない人が成功するのではなくて、

どこまで行ってもまだ足りなくて、
理想はもっと高くて、
だからダメ出しの連続で、
でもそのダメな部分、足りない部分に挑み続けていくこと
で、毎日成長し続けることができる人が成功します。


原稿の最後は、こんな話で結ばれています。


もし、未来を予見することができる、という人が現れて
「あなたには絶対に無理です。辞めなさい」
と断言されたら、あなたはどうしますか?

私の知っている“ある大成功者”は、こう即答しました。
「そう言われても諦めない人だけが成功の権利を持っている」


揺るがない志、消せない想い。
何があってもそれを維持し続けられること。
自分の胸の内の白い輝きを信じ続けられること。

そんな自分になることが、成功に近づくことなのだと思います。