誰も私の本当の気持ちをわかってくれない。
あの人はこの気持ちを全然わかってくれない。
誰だってそう言いたくなる時があるし、そういう気持ちに
支配される時があります。
でも、そう思っている自分は、はたして
誰かの本当の想いをどこまでわかってきたでしょうか。
頼って、支えられて、生かされてきたことに、どこまで
心からの感謝を感じてきたでしょうか。
そして、自分自身の本当の気持ちや想いさえ、どこまで
自分でわかっているのでしょうか。
わかってもらいたい。
もしかすると、それは
自分が自分自身に発したメッセージなのかもしれません。
本当はわかってもらいたいんじゃなくて、
そんな風に卑屈になっているんじゃなくて、
全部わかってあげられる大きな自分になりたくて・・・、
そんなあなたの本当の気持ちを、あなた自身にわかって
ほしくて、もう一人の自分が叫んでいるのかもしれません。
目を閉じて、その声に耳を傾けてみる。
見つけてほしくて揺れている、大切なそれを見つけることが
できるはず。
それを二度と手放してはいけない。
わかってくれないと思っていた人の内側を感じてみる。
その人の中にも、見つけてほしくて揺れている、その人の
大切なそれがある。
発する言葉ではなく、その声を受け止めることが、寄り添うこと。