学校から帰ってきた小4の娘が、不機嫌そうにしていました。
仕事中だったので、その場はスルーしたものの、夕食の時に
何かあったのかと聞いてみました。
仲良くしている特別養護学級の子たちと一緒に下校する途中で、
その子達に意地悪な言葉を浴びせて行った子がいたそうです。
頭に来たので追いかけたけれど、追いつけなかったとのこと。
「勉強は苦手かもしれないけど、その代わり、とっても心が綺麗で
一緒に遊ぶといつもとっても素敵な顔で笑ってくれるんだよ。
誰だって苦手があって、その代わり素敵なところがあるんだよね。
どうしてそういうことがわからないのかな。 ホント頭にきちゃう。
明日、学校で会ったら、あのおバカさん達に教えてあげなくっちゃ。」
横で、ウンウンと頷きながら聞き入る小2の息子。
夕食・入浴後、何やら本棚や押入れをあちこち探し回る娘。
引っ張り出してきたのは、4月に読み聞かせした「はだかの天使」。
「これを読めば、明日、どんな風に教えてあげればいいか、
いいヒントが見つかるかなって思って。。。」
我が家では、普段は9時消灯にしているのですが、この日は
特別に、読み終えるまで電気はそのままにしてあげました。
明日、この子の気持ちは伝わるのでしょうか。
跳ね返されたり、蹴散らかされるのかもしれません。
これから先も、幼い「純粋」や「正義」が踏みにじられることが
何度だってあることでしょう。
でも、どうか、
大きくなっても、そのままの感性を、そのままの優しさを失わず、
ずっと素敵なままで大人になってほしいものです。
親に出来ることは、「君はそのままでとても素晴らしい」と
言葉と態度で認め、すべてを信じて、祈ることだけです。
生まれて来てくれてありがとう。
愛してくれてありがとう。
いつも、子ども達から大切なことを教わるばかりの毎日です。