June 16, 2014

それに惑わされるな!

落ち込んだ時、失望した時、人は溜息まじりに俯いて下を見ます。
そして自ら進んで、わずか1m半程の奥行きしかない、薄っぺらな
世界の住人になってしまう。

希望を持った(あるいは持とうとした)時は、目線を上げて上を見ます。
意志を纏った瞳を天に向け、どこまでも深く広がる青空を眺めます。

でもその時、つい白い雲に意識を奪われてしまう。
雲の色や状態やカタチに自分の記憶の何かを重ね、同調してしまう。

そして何かを悟った気になって、何かをつかんだ気になって、
そこまでの領域で、雲と同期したコミットメントで、歩み出してしまう。


ちょっと待って!

あなたが見ようとしたのは、
あなたがアクセスしようとしたのは、
あなたがめざそうとしたのは、その先に果てしなく広がる空だったはず。

惑わされてはいけない。


内側の世界と外側の世界は常にシンクロしています。

「今この瞬間の自分」を起点として、
自分が「進むべき道」は、自分が「どこから来たのか」と対になっていて、
これから「どこを目指すか」は、「何から始まったのか」と対になっていて、

物理的に「受け取れるもの」、手に「つかめるもの」は、「自分自身の本質
をどれだけ自分のモノに出来たのか」と対になっています。


空を見ようとしたのに、そのはるか手前にある雲に同期してしまうことは、
自分の想いやエネルギーにはアクセスしているものの、その本当の始点、
つまり、
「想いの源泉」「川の流れの最初の一滴」には、まるで触れていないこと、

すなわち、

何も受け取れていない、何もつかめていない、何もコミットできていない、
のと等しいことなのです。


雲は、いつでも姿を変え、カタチを変え、そこに漂っています。
でもそれが問題なのではないし、そこに問題があるわけでもありません。

たとえ、どんより曇っていても、空全体を覆っていても、雨が降っていても、
その上空にはいつだって、果てしなく深く、広い、青空がそこにあります。

それを見て(感じて)、そこに意識を置く。
それは、
「想いの源泉」に触れること、「川の流れの最初の一滴」を握りしめること。

そこに真理があり、自分の真価があり、開かれる未来があります。


あなたはいつだって、青空の下で呼吸をして、成長し続けているのです。  



  



Posted by exceedblog at 23:48clip!めざすべきもの 
June 15, 2014

性暴力を受けている子供たちへ

児童養護施設の子供たちの自立支援、児童虐待の防止などの
活動に関わってから、性暴力の問題の根深さを知りました。
 
性暴力の被害を受けている子の数は、驚くほど多い。
性暴力の加害者のほとんどが、身内の人間である。
性暴力の被害児童は、誰にも開示できずに苦しんでいる。
誰かに相談したところで、何をしてもらえるのかわからない。
相談してしまうと、母親を悲しませてしまうから言えない。
被害児童は、自己肯定感が根底から壊され続けていく。 
周囲の人間は、性暴力を稀な他人事だと思って無関心。
保護された施設で職員から性暴力を受けるケースもある。
 
小中学生の望まない妊娠のうち、
「相手を言えない場合はまず父親を疑え」という言葉も聞きました。
 
 
比率で考えるならば、
かつてのクラスメイトや同じマンションの住人、お子さんの同級生...
その中に、何事もないように見えていただけで、見落としていただけで、
虐待や性暴力の被害者が、確実に「いる」のです。
 
 
この動画は、性暴力・性虐待を受けている子供達に伝えたいメッセージを
まとめたインフォグラフィックス・ムービーだそうです。
 
開示をためらう子に、今起こっていることやその後の見通しを伝える場合
など、お子さんの相談を受ける立場の方にも使っていただけたら。。。
とのことですが、まず、多くのお父さんお母さんに、知ってほしいと思います。
 
  


  



Posted by exceedblog at 03:31clip!あなたから誰かへ 
June 14, 2014

母猫の愛

万が一にも同じことが自分の身に起きたとしたら。

子供たちや愛する人のために、一瞬たりとも躊躇うことなく
飛び込む自分でありたい。

この母猫さんを心からリスペクトします。


hahanoai


  ※引用元( Hero Cat Uses All 9 Lives To Save Kittens... Walks Through Flames 5 TIMES! )  


  



Posted by exceedblog at 05:04clip!あなたから誰かへ 
June 02, 2014

今この瞬間を大切に生ききる

「自分を説得しようとしてはいけない」

ポジティブシンキングを履き違えている人が意外と多いようです。

許せないことや耐え難いことがあった時、無理やり自分自身に
 「どういうことをされたら嫌なのか、いい勉強になりました」
 「自分はどうあるべきか、考えさせられる機会になりました」
 「少し休んで、ゆっくりやりなさいってサインを受け取りました」
なんて、どこかの本で読んだことがある一見ポジティブ風な言葉を
俯きながら口にする。

でもそれは、自分自身を前向きに「説得」しているだけ。
説得・論破して、自分で自分を抑圧している負のスパイラルです。

だから、
「頭ではわかっていても、身体がついていかない」ので、何ら行動
に反映されていかないし、何のエネルギーも沸いてこないのです。


あなたにとって、最も大切なことは何ですか?
あなたにとって、最も大切な人は誰ですか?

その大切なことは、明日も必ず目の前にありますか?
その大切な人たちは、明日も必ず目の前にいますか?
あなた自身に、今日と同じ明日があるという保証はあるのですか?


時間は限られているのです。
相手にとっても。 自分自身にとっても。

明日は何の保証もないけれど、今この瞬間、今という時間がここに
あることだけは、間違いのない事実です。
今この瞬間を、あなたが生かされていることだけが、事実なのです。


あなたにとって大切な人に、あるいはその人にとって大切なあなたに、
来年なんて、来月なんて、もしかしたら明日さえも、存在しないのかも
しれないのに、

今あなたは、そうしていて良いのですか?
今日やることは、それで良いのですか?

大切な人に大切なことを伝えなくて良いのですか?
感謝している人にありがとうと伝えなくて良いのですか?
愛する人に愛していると伝えなくて良いのですか?
最後かもしれないその人の笑顔を目に焼き付けなくて良いのですか?
最後かもしれない自分の笑顔を見せなくて良いのですか?
抱きしめて、その人の全てを承認しなくて良いのですか?
抱きしめてもらって、自分の全てを承認してもらわなくて良いのですか?
大切な人の大切なものを大切に守ろうとしなくて良いのですか?


最悪っていうのは、そういうものが二度と手の届かないものになって
しまうことを言うのです。 どんなことがあっても、何を損なっても、
あなたにとって最も大切なことができる今この瞬間がここにある。

それさえあるなら、それを本当に感じとることができたなら、

他にどんな不足があったとしても、あなたは涙を流して、心の底から
「ありがとうございます」と感謝の言葉を口にできるはずです。



全ての言行を感謝で結べ。

感情に流されそうになった時、胸が押しつぶされそうになった時、
くじけそうになった時、頭ではわかっていても身体がついていかない時、

中途半端なポジティブシンキングで、自分を説得しようとしないで、

もっと深くて普遍的なもの、本質、自分の存在意義、尊厳、感謝。。。
そいうしたものの真ん中にある、自分にとって最も大切なもの。
そこに目を向けて、心を寄せて、全ての言行を感謝で結んでください。

待っている人がいる限り、今、あなただからこそできることがあるはずです。



今この瞬間を大切に生ききる。

あなたは今まで、たくさんの素晴らしいものを貰って生きてきました。
数え切れない程の感謝に包まれて、生かされてきました。

そんなあなたが、今ここにある大切な時間を、どんな風に生きますか?
その大切な一分一秒を、誰の何のために使いますか?