かつてマザー・テレサは、こう語っていました。
「人間の最大の不幸は、自分が誰からも必要とされていない、と感じること」だと。
実際に必要とされていないことではなくて、必要とされていないと「感じてしまう」こと、
そう「思い込んでしまいがち」であることこそが、最大の不幸なのです。
価値の無い命なんてない。
意味の無い命なんてない。
みんな誰かに必要とされたがっているけれど、
自分の存在意義を確かめられないと、すぐに不安になってしまうけれど、
立派な人になれなけりゃダメなんじゃなくて、
立派な貢献ができなけりゃダメなんじゃなくて、
力が足りなくて何もできない自分でも、ダメなところだらけでイイところが何一つ無い自分でも、
それでも、そこにあなたが居ることが、誰かに力を与えている。
ただそこに居るだけでも、人を孤独から救っているじゃないか。役に立っているじゃないか。
だからもう、自分を必要としてもらうことを頑張らなくていいんだ。
それよりも、誰かを必要としてあげよう。その存在意義を全肯定してあげよう。
目の前の大切な人の存在を。
愛する人の存在を。
そして、彼らにとって必要な存在である、あなた自身の存在を。
ひきつった笑顔を見せて、「大丈夫だよ」って何ともないフリをしているけれど、
みんな、いつだって、本当は今にも崩れ落ちそうで、今にも尊厳が壊れてしまいそうで、
やっと立っている。 支えてもらいたがっている。 必要としてもらいたがっている。
あなたが今まで、ずっと痛い思いをしてきたのは、
傷だらけになって、たくさん血を流してきたのは、
孤独と闇の中を、それでも顔を上げて生きてきたのは、
その必要に応えられる自分になるため。 そこに寄り添ってあげられる自分になるため。
だから、大切な人の弱さを許し、HUGしてあげよう。
愛する人を心から慈しんで、HUGしてあげよう。
そして、彼らにとって必要な存在である、あなた自身をHUGしてあげよう。
あなたは、人を幸せにすることができるんだよ。
あなたは、幸せになっていいんだよ。