もっと楽で楽しい人生を望んだはずなのに、ほとんどの人が
振り返れば、辛かったことや悲しかったこと、悔しかった
出来事のオンパレードな人生だ...と言う。
運に見放されたような人生を生きる、ごく一部の人ではなくて、
ほとんどの人が、である。
つまり、私もあなたも、決して特別にツイてない人なわけでは
なく、ごく当たり前の、ほとんどの人の内の1人にすぎない。
学校・受験・恋愛・仕事・家族・結婚・スポーツ・人間関係...
みんないろんなところで毎日失敗して、時に大きな失敗もして、
挫折して、その度に自分に失望して、辛く苦しい記憶となる。
でも、何かを成した人は半生を振り返った時、ほぼ必ず
「人生に無駄なことなど1つも無かった。全てが必要だった」
「その失敗、その挫折、その記憶があったからこそ、〇〇できた」
と言い切り、その出来事に心から感謝している。
乗り越えること、本当の次の1歩を踏み出すということは、
座標上の位置を移動することではなくて、成長すること。
まだ何も出来ていなくても、どこにも動けていなくても、
自分の中のベクトルが(たとえ僅かであっても)上がったのなら、
昨日までの自分とは違う、成長した自分がそこにいる。
たとえ他の人が10回でクリアするところを自分は100回かかる
としても、その100回の成長を歓べばいい。