良いと思うことをしようとすると、
苦しんでいる人を救おうとすると、
大切な人を支えようとすると、
あっという間に自分の限界に達してしまう。
それでも
目を背けられないから、
あきらめきれないから、
歯を食いしばって進もうとするのだけれど、
大抵は、やがて疲れきって、崩れ落ちて、沈んでしまう。
大切な想いの灯は、
「無関心」や「見て見ぬフリ」という、
「凪」の突風によって、かき消されていく。
今この瞬間にも、疲れ切った人がいるかもしれない。
隣の家に、今、崩れ落ちそうな人がいるかもしれない。
大切な家族の誰かが、今、沈みかけているかもしれない。
顔を上げて、ちゃんと前を見て、
ほんの少しだけフレームをずらすと、本質が見えてくる。
今まさに向き合うべき、
あなたが今そこにいる理由、あなたがそこに用意されていた理由が見えてくる。