July 13, 2006

事実は1つ 解釈は無限

幼ない頃、台風の夜に、雨音と雷と近所の犬の遠吠えが怖くて、
なかなか寝付けなかった日があった。

深夜、家の玄関に、何かがぶつかる大きな音が聞こえて震えた。

翌朝、兄と一緒に玄関を開けてみたら、そこには、首輪がはずれて
血をはいて死んでいる、近所の犬の死骸があった。

私はその姿が目に焼きついて、それ以来、犬が怖いし大嫌いだが、
兄は、そんな犬を可愛そうだと思い、獣医になった。


1つの事実に対して、それをどう解釈するのか、によってその後の
生き方や時間の使い方は180度変わってくる。



だからこうなんだ、という言い訳は、全て自分の解釈にすぎない。

本当にあるべき自分、理想の自分と照らし合わせて、1つの事実を
どう受け止め、そして次の1歩をどこへ向かって出していくのか。


その「解釈」にこそ、自分の未来がかかっている。