September 10, 2008

ウエーブを起こす

北京パラリンピックが始まり、ほんのわずかでも、その模様が
TV各局のスポーツコーナーで取り上げられています。

かつてはほとんど報道されることもなかった世界が、少しでも
報道されるようになったことは、大きな進歩なのでしょうし、
ずっと関わってきた者としては嬉しい限りです。

でも本当は、もう少し大きく時間をとってオンエアしてほしい。
もちろん、今はスポンサー問題もあるのでまだ厳しいですが、

いずれ将来は、障碍者が特別扱いされずに、
ドラマや映画の中に普通に登場して、普通に物語の1部となり、
スポーツ番組などに普通に登場して、普通に栄誉を称賛され、
障碍者向けの商品を普通に一般メーカーが扱ってCMを流し、
子供達が障碍者を普通に個性として受け入れて共に育つ社会
    に近づけていきたいものです。

自分では「いつ」と決めていますが、いずれ将来、今は「できる
範囲」でのみ行なっているこの活動に、全精力を注いでいきたい
と思っています。
(参照:初めての事を普通の出来事に


同様に、今、世の中には「特別な事情」の子供が溢れていて、
全国に500以上ある児童養護施設には、現在3万人を超える
子供達が身を寄せています。

また、ニートの増加、自分の存在意義を見出せない若者、主婦
が年々増加している現状があります。

国は環境整備をしているけれど、もっと本質的な部分で、まず
誰もが身近に「自分とまっすぐに向き合ってくれる人」を持つ
ことができる社会を作ることこそが、最優先すべき課題である
ように思います。

少なくとも私は、毎日、死ぬことしか考えられなかったアクシ
デントがあっても、そういう人がいたおかげで今があります。

私はそれを次の時代の子供達にペイフォワードしたい。
今は“特別な”子供達、若者達、女性達に。


同じ様に、それをペイフォワードしたい方。
あるいは、それが自分には無かったからこそ、人に与えたい方。
または、そういう世の中になることを心から望んでいる方。

一緒にペイフォワードしませんか。