May 22, 2009

その事業に鼓動がある限り

昨晩遅くに帰宅すると、風邪で寝込んでいた娘が
高熱を出して呼吸困難に陥って苦しんでいました。

飲み薬が苦手なので、医者から処方された薬を
飲まずに頑張り、悪化させてしまったようです。

薬を飲むように勧めても完全拒否の姿勢なので、
どうしても薬を飲んで欲しいのだが、どうしたら
飲めるだろうか、と本人に尋ねたところ、

「ちょっとずつ飲むのを繰り返すならできる」

ということだったので、一緒にやってみました。

一口分の薬を6回に分けて、ほんのちょっとずつ
頑張る娘の手を握りながら見守り、5分程かけて
ようやく飲みきることができました。

その後、徹夜で看病して、朝方にはようやく呼吸
も高熱も落ち着いてきたので一安心。


徹夜の看病は、言い換えれば、夜を徹して親と子
がお互いの大切さと必要性を確認し合い、その絆
を深め合うことができた、ということです。

全ての物事に感謝、ですね。


朝から「史上最悪のGDP」が繰り返し報道された
この日(日付は変わってしまいましたが)、娘の寝顔
を見つめながら思いました。

経営者(起業家)は、たとえ今、抜本的な取り組み
をする企業体力が無かったとしても、だからと言って
オールorナッシングになってはいけない。

できないことを数えるより、できることを探そう。

100%のコトができなくても、できるコトを探して、
まずそれをやる。 そしてまた次に・・・
それを繰り返す。

大切なのは「今」を被害者意識でとらえて絶望するか、
「今」を感謝でとらえて希望を見い出すか。

そこにある命が危機に瀕していることは、最悪なんか
じゃなくて、今まだ「打てる手はないのか」と考える
ことができる状況、その事業にはまだ鼓動があること
に感謝して、全力で未来と向き合うこと。

経営は子育てと一緒、ですね。


与える愛、受け取る愛、育む愛、託す愛、信じる愛。
それらをどこまでも貫く。

自分自身に対しても、それを貫く
どんなことがあっても、その愛を貫く





今、誰からも認められていない・必要とされていないと
感じる「自己肯定感」の低い子ども・若者・大人たちが
とても増えています。

暗闇の中で、毎日息を殺して生きている子どもたち、心
が悲鳴をあげ、誰にも聞こえない声で泣き叫んでいる人
たちが、たくさんいます。

少子化が進んでいるのに、児童養護施設にいる子どもの
人数が3万人を超え、年々増えつづけていることなどは、
DV・虐待・いじめ・ネグレクト・心理的虐待・・・などの
著しい増加を物語っています。

彼らと一緒に、みんなで一緒に、本当の未来と希望を
見出したい。 誰だって幸せになるために生まれてきた
んだ、っていうことを一緒に体感したい。

「東京ドームで1万人のHUG」にご協力ください!