April 28, 2010

経営のあり方と親子愛

経営コンサルタントとして、日々様々な企業の支援を行なって
いますが、その事業戦略に何が欠けているのか、その経営には
どこに歪があるのか、その社長様の判断はそれがベストなのか
・・・そうした繊細かつ重要なジャッジやアドバイスに際しては、
常に1つのものさしで判断しています。

それは、
関わるお客様、取引先様、従業員、今はまだ見ぬ未来のお客様、
今はまだ見ぬ未来の後継者(自分の意志を継ぐもの)、家族・・・
そうした方々に対して、それは慈しみを持っての行為なのか、
想いをくみとった判断なのか、そう胸を張って言い切れるのか。

そこを基準にジャッジすることで、大切にしなければならない
(でも見落とされていた)何かを瞬時に見極めることができる。

経営とは、関わる方々との共存共栄による相互自己成長であり、
それは親子関係の軸にすべきものと完全一致している。

愛や喜びや成長と経済を同時に成立させることは、実は、二兎
を追う話ではなく、究極の1点を求める同時作業に過ぎない。

親としての生き方・あり方は、経営者としてのそれと同じである。