May 06, 2011

認めたくない、を認める

誰かや何かの影響を受け、内側からのバイブレーションを感じ、本当の
自分と向き合い、そしてあたらしい一歩を踏み出そうとした時、そこに
自分自身でSTOPをかけてしまう。

自分の嫌いなところ、駄目なところ、許せないところ・・・。 そういうもの
を次々と思い浮かべ、こんな自分にできるわけがない、そんな自分に
なれるわけがない、自分がそれをやったりそう思ったりしてはいけない
んだ、という気がして、せっかく湧き上がってきた「想い」を封じてしまう。

そして、自分はどこへ行けばいいのか、これからどうすればいいのかと
再び自ら混沌の中へ歩を進めてしまう。
それをずっと繰り返している人は、とても多いように思います。

どうしたら良いのか? どこへ行けば良いのか?
わかりづらくなっている人は、

【本当は自分は自分のことが好きで、この人生にとても感謝している】
と認めてしまうことが第一だと思いますよ。


受け入れ難いかもしれません。
どうしても自分を好きになれない、と言いたくなるかもしれません。


でも、

どんなに頑張っても成果を出せない、人の役に立てていない、という
自分への不信・嫌気・ダメ出し。 これは言い換えると、
どんなに成果が出なくても、きっと人の役に立とうと頑張り続けている、
ということと同じです。

見た目も器量も悪く、(病気など)難題も抱え、未来に希望が持てない
という自分への不信・嫌気・ダメ出し。 これは言い換えると、
自信がなくても難題を抱えていても、未来に希望を持つことを諦めずに
立ち続けている、ということと同じです。


これがもし他人だとしたら、目の前にそんな友人がいたとしたら。
あなたはそんな友人の存在に

感謝し、尊敬し、信頼し、応援するのではないですか?
きっと幸せになると信じて疑わないのではないですか?

そして、
心から、その友人のことを「好き」だと言い切れるのではないでしょうか。


友人なら好きになれるけれど、自分のこととしては、そうは思えない?


そこがポイントです。
実は、自分が嫌いなんじゃなくて、好きだと認めたくないんですよ。

本当は好きだと認めたくない、好きだということをわかりたくない、好き
なんだと言いたくない。

あなたは「駄目な存在」ではなくて、「頑なな状態」なだけなのです。
ここに気づくことが大事なのです。


できない理由を数えるより、「本当は何をしたいのか」と向き合う。
そして、「何故やりたいのか(という想いの源泉)」と向き合う。

これは成功する企画を生み出す時のセオリーです。
まず、求める【結論】を定義して、その【理由】と向き合う。

「理由」から考えて「結論」を導き出そうとすると、必ず、振り出しに
戻す(ことで考え方・手法を変えさせる)ために、「混沌」へ向かう。


求める【結論】を定義して、その【理由】と向き合うと、そこに【真の目的】
を見出します。

そこに行くために、どのようにそこへ行きたいか(プロセス・方法論)と
向き合い、今の自分やこれからの自分に何ができるか(良さ・強み)を
併せて、これから何をどうしていくかを見つけ出します。

自分の命に宿った「想い」と「パワー」を信じることが大事ですよね。


頭ではわかっても、それができるかどうか不安だという方もいるでしょう。


先述のような人を、友人なら好きになれるのに、自分のことだと好きに
なれない、好きだと認めたくない、のなら、鏡と向き合ってみてはいかが
でしょうか。

鏡の中にいる人物に対して、そのような友人だと思って見つめてみる。

嫌いなところ、駄目なところ、できないことを挙げるのではなく、まず、
好きだと認めて、【ありがとう】と言ってあげること。

感謝している、尊敬している、頑張っている、応援したくなる、誇りに思う
こと・・・、つまり、【好きな理由を具体的に挙げてみる】こと。

そして、それらを言葉に出して、だから【好き】だと言い切ってあげること。



今、断捨離(だんじゃり)という言葉があちこちで言われていますが、
本当に断ち、捨て、切り離すべきは、目の前の物事や誰かではなくて、
自分自身の中にある、「自分を好きだと認めたくない頑なな心」です。

自分のことを好きだと認めてあげた瞬間から、目にするすべての物事が
まったく違ったもの(感謝のバイブレーション)になりますよ。

そして、同じように、
あなたの事業に宿っている「想い」と「パワー」を信じてあげることが、
事業をどのように成功へ向けていくか、の最重要ポイントであるわけです。


せっかくここまで「想い」に突き動かされてやってきた事業なのですから、
本当の「歓び」・「幸せ」を提供していけるものにしていきたいですね。