川の流れの最初の一滴

そんなことないよと言ってもらいたくて、

今の自分を肯定してほしくて、

認めてほしくて、特別扱いしてほしくて。

でも、

その本心に気付かれて見限られたくないから、

本当の自分は嫌な奴なんだと知られたくないから、

自分を装って、隠して、演じ続けている。

だけど本当は、

自分から言いたくて、わかってほしいけれど、

正直に、素直になって、楽になってしまいたいけれど、

言えない。　言葉が出ない。

変われない。　変えられない。

だから、

しかられても構わないから、

どうか、すべてを察して、その上で、すべてを許してほしい。

すべてわかった上で、決して見限らずに、OKを出してほしい。

私に、心からの安堵と、一筋の希望を見出させてほしい。



目の前にいる人の、そんな心の声に寄り添えた時、

「大丈夫だよ」、「そのままでいいんだよ」、っていう

何てことない言葉でも、

素敵なことを何一つ語れなくても、

それは愛のあるメッセージとして心に響き、

ずっとつっかえていたものを、嬉し涙で流してくれるのだと思う。



想いを込めて、

その、目に見えないモノをペイフォワードしていきたい。