November 30, 2013

翼あるもの

止観・内観。


幼虫が成虫になる時、そこではサナギにならなければならない。

身動きもできず、どこにも向かえず、何もできなくなってしまう状態。
醜くて惨めな姿の自分。


こんなはずじゃなかった、
どんなに苦しくても生きてきたのはこんな自分になるためじゃなかった、

と思うだけ。


何もできない、どうしていいのかわからない。
涙を流し、膝から崩れ落ち、ただじっと身を固めてそこに居るしかない


でも、そんな醜い自分の中で、
新しい自分が確かにそこに生まれようとしている。
耳をすませば、その鼓動が確かにそこにある。

顔を上げて勇気を出して、目に映るものすべてを受け入れた時、
心の闇に光が差して、聞こえてくる言葉が胸の真ん中に響きわたる。


  あなたが生まれてきたことには、ちゃんと大切な意味がある

  だから、あなたはそこに居ていいのです

  立ち上がって、届けて、あなたを待っている人に。


歓びと幸せは、そこにあるんじゃなくて、最初からここにあるのだ。


大切な人を、大切なことを、心から大切にする

想いの源泉を希望に翻訳した時、それは祝福のシャワーとなって
どこまでも降り注ぎ、どんな闇にも灯りをともし、歓びと幸せを照らし出す


意志あるところに道は開ける。


信じて、翼をひろげる