April 27, 2015
無意識に相手を傷つける会話
誰かの「意見」や「アイデア」や「言動」が、自分の考えと異なっている時、
「それは違うな」「全然ダメでしょ」「そうじゃなくって」「違う違う」...など、
まず否定する言葉を言ってから自分の見解を述べるのがクセになっている人
(ひどい時には相手の言葉をさえぎってまでダメ出しをしたり)って、実は
ものすごく多いように思います。
妻に対する夫、彼女に対する彼氏、部下に対する上司、生徒に対する教師、
子供に対する母親、あなたに対するライバル、誰かに対するあなた...
本人にその気が有ろうと無かろうと、
相手の見解を否定した瞬間に、勝ち負けをつける【バトル】開始のゴングが
鳴ってしまい、事実上、そこからはもう会話ではなくなってしまうのです。
(会話をしている、対話をしている、と思っているのは自分だけ)
そして同時に、
夫に否定された妻、彼氏に否定された彼女、上司に否定された部下、
教師に否定された生徒、母親に否定された子供、ライバルに否定されたあなた、
あなたに否定された誰か...は、
自分の「見解」を否定されたのではなく、
「自分自身」のことを否定された、「自分の尊厳」を踏みにじられた、と
感じてしまうのです。
だって、最初の第一声からいきなりダメ出しされているのですから。
もしもあなたが、
まず否定する言葉を言ってから意見を述べるのがクセになっていたとしたら、
あなたは、きっとこう言うでしょう。
「否定なんてしていない」「会話をしようとしただけ」「自分の見解をわかって
もらいたかっただけ」「相手のことを思ってしっかり議論しようとしているのに」...
でも相手は、
いきなり戦いを挑まれ、自分を打ち負かそうとする言葉のミサイルに傷つき、
自分自身を否定され、尊厳を踏みにじられ、それはそれは悲しい思いをしている
のです。毎回。
そんなことは思ったことも無いでしょうから、覚えておいてください。
だから今、この国のお母さんたち、子供たちは、自己肯定感を失っているのです。
反対に、もしもあなたが、
まず否定する言葉を言ってから意見を述べる人と関わっていて、会話の度に、
「自分自身を否定された」「自分の尊厳を踏みにじられた」と感じて、傷つき、
自己肯定感を失いそうになっていたり、過去にそういう体験をした記憶を今も
引きずって生きていたなら、覚えておいてください。
相手はあなたの見解と異なる自分の見解をきちんと述べることで、あなたと
キャッチボールをしたかったんです。
でも本当は、確かな自信があるわけでもなかったり、自分のコミュニケーション
能力が稚拙であることは認めたくない。その弱さが、彼にそんな言い方をさせて
しまって、その結果、あなたにそう感じさせてしまっただけなんです。
「あなたの見解」が否定されたのであって、相手は決して「あなた自身」を
否定したのではないんです。
会話(議論)には、2種類のコミュニケーション手法があります。
1つは 【 バトルトーク 】。
たとえ静かな口調や丁寧な口調で話したとしても、どちらか一方でも
「それは違うな」「全然ダメでしょ」「そうじゃなくって」「違う違う」...など、
まず最初に否定する言葉を言ってから自分の見解を述べてしまうと、
それはもう戦いなんです。
行き着く結果は、Win-Loseしかありません。
でも、たいていの人が、無意識にこれをやってしまう。
その会話で、もしもあなたが満足する帰結点に至れたなら、あなたの正しさが
証明されたなら、相手は間違いなく敗者として、心は傷だらけになっているのです。
2つめは 【 ブレストトーク 】。
ブレーンストーミング。
見解を述べる際、まず相手の見解を受容する・肯定する。共生共助の関係づくり。
相手の見解が自分の見解と少し違っていたとしても、相手の発想や取り組みや
真剣さを尊重して、まず一旦、相手の見解を受容する・肯定する。
「なるほどね」「そういう考えも面白いね」「そうきたか」「自分もそう思ったことがある」
「今その意見を聞いて思いついたんだけどさ」...から、否定の無いキャッチボール。
あなたが黄色で、相手が青だとしたら、お互いの色を認め合い、肯定し合いながら、
どちらが正しいかではなく、純粋な黄色と純粋な青を合わせることで、そこに
緑という最高の帰結点を創造していく、エンゲージメントのコミュニケーション。
無意識にバトルトークをしてしまう人は、思い浮かべてみてください。
学生時代に、自分の意中の異性に対して、ドキドキしながらやっとの思いで自分が
投げかけた言葉に対して、大好きな大好きなあの人が、
「それはちょっと違うんじゃない?だってさ・・・」なんて言葉から意見を返してきたら...
きっと、引きつった笑顔で「そっかー」なんて返すものの、もう頭の中は真っ白で、
自分の「意見」が否定されただけなのに、自分自身の全てが根こそぎ否定された
かのようなショックを受けて、「もうダメだ」「カンペキに終わった」って、心の中には
暗黒の世界が広がって、膝から崩れ落ちてしまいますよね。
あなたのことが大好きな奥さん・恋人に対して、
あなたのことを尊敬している部下に対して、
あなたのことが大好きな子供たちに対して、
。。。あなたは毎日それをやっているのです。
仮にあなたの意見が常に100%正しい最高のものだったとしても、大切な人の
大切な部分を踏みにじり続けているあなたのコミュニケーションのあり方は、
とても残酷であり、とても暴力的であり、とても支配的なんです。
だからもう、正当性の主張とか、正しさの証明とか、必要ないんだって自分に
言い聞かせてください。
自分自身のことを、あるいは過去に間違った自分自身や、過去に自分を貶めた
誰かを、もう許してあげてください。
バトルトークをされて傷つきグセが出来ている人は、そろそろ気づいてください。
「自分を否定された」「傷つけられた」「尊厳を踏みにじられた」は、あなたが勝手に
感じたもので、誰もあなたのことを責めていません。
想像してみてください。
もしもあなたが、愛する我が子のことを大切に思い、懸命に大切なことを伝えた時、
子供が「どうせボクはダメな子さ」「お母さんはワタシのことが嫌いなんだよね」って
涙ながらに呟かれたら...
言い方に問題があったかもしれない。
上手に伝えられていなかったのかもしれない。
でも、母親として、我が子を誰よりも素晴らしいと思っていることや、何よりも大切に
思い愛していることが伝わっていなかったことに、わかってもらえていなかったことに、
立ち直れないくらいのショックを受けますよね。
わかりますか。
自分の意見を否定されただけなのに、自分自身を否定されたと思い込むあなた
こそが、相手の尊厳を踏みにじり続けているのです。
だからもう、自分自身のことを認めてあげてください。
いつも自分を否定してくるように思える誰かを、自分のことを認めてあげられない
自分を、自分のことを好きになれない自分のことを、もう許してあげてください。
愛する我が子には、愛する人には、
いつでも、いつまでも、大切な人の大切なものを心から大切にする生き方をして、
美しく輝いて、人からも大切にされて、歓びと幸せを生きてほしい、と思います。
だからこそ、彼らに対して、いつでも自分が、
大切な人の大切なものを心から大切にして関わり続ける。
当たり前に世間に蔓延しているバトルトークによる負のスパイラルを断ち切って、
自分自身がされてきたこと、無意識にしてしまってきたスパイラルを断ち切って、
はっきりと意識して、
大切な人と会話をする時には、まず相手を受容・肯定する「ブレストトーク」で。
「それは違うな」「全然ダメでしょ」「そうじゃなくって」「違う違う」...など、
まず否定する言葉を言ってから自分の見解を述べるのがクセになっている人
(ひどい時には相手の言葉をさえぎってまでダメ出しをしたり)って、実は
ものすごく多いように思います。
妻に対する夫、彼女に対する彼氏、部下に対する上司、生徒に対する教師、
子供に対する母親、あなたに対するライバル、誰かに対するあなた...
本人にその気が有ろうと無かろうと、
相手の見解を否定した瞬間に、勝ち負けをつける【バトル】開始のゴングが
鳴ってしまい、事実上、そこからはもう会話ではなくなってしまうのです。
(会話をしている、対話をしている、と思っているのは自分だけ)
そして同時に、
夫に否定された妻、彼氏に否定された彼女、上司に否定された部下、
教師に否定された生徒、母親に否定された子供、ライバルに否定されたあなた、
あなたに否定された誰か...は、
自分の「見解」を否定されたのではなく、
「自分自身」のことを否定された、「自分の尊厳」を踏みにじられた、と
感じてしまうのです。
だって、最初の第一声からいきなりダメ出しされているのですから。
もしもあなたが、
まず否定する言葉を言ってから意見を述べるのがクセになっていたとしたら、
あなたは、きっとこう言うでしょう。
「否定なんてしていない」「会話をしようとしただけ」「自分の見解をわかって
もらいたかっただけ」「相手のことを思ってしっかり議論しようとしているのに」...
でも相手は、
いきなり戦いを挑まれ、自分を打ち負かそうとする言葉のミサイルに傷つき、
自分自身を否定され、尊厳を踏みにじられ、それはそれは悲しい思いをしている
のです。毎回。
そんなことは思ったことも無いでしょうから、覚えておいてください。
だから今、この国のお母さんたち、子供たちは、自己肯定感を失っているのです。
反対に、もしもあなたが、
まず否定する言葉を言ってから意見を述べる人と関わっていて、会話の度に、
「自分自身を否定された」「自分の尊厳を踏みにじられた」と感じて、傷つき、
自己肯定感を失いそうになっていたり、過去にそういう体験をした記憶を今も
引きずって生きていたなら、覚えておいてください。
相手はあなたの見解と異なる自分の見解をきちんと述べることで、あなたと
キャッチボールをしたかったんです。
でも本当は、確かな自信があるわけでもなかったり、自分のコミュニケーション
能力が稚拙であることは認めたくない。その弱さが、彼にそんな言い方をさせて
しまって、その結果、あなたにそう感じさせてしまっただけなんです。
「あなたの見解」が否定されたのであって、相手は決して「あなた自身」を
否定したのではないんです。
会話(議論)には、2種類のコミュニケーション手法があります。
1つは 【 バトルトーク 】。
たとえ静かな口調や丁寧な口調で話したとしても、どちらか一方でも
「それは違うな」「全然ダメでしょ」「そうじゃなくって」「違う違う」...など、
まず最初に否定する言葉を言ってから自分の見解を述べてしまうと、
それはもう戦いなんです。
行き着く結果は、Win-Loseしかありません。
でも、たいていの人が、無意識にこれをやってしまう。
その会話で、もしもあなたが満足する帰結点に至れたなら、あなたの正しさが
証明されたなら、相手は間違いなく敗者として、心は傷だらけになっているのです。
2つめは 【 ブレストトーク 】。
ブレーンストーミング。
見解を述べる際、まず相手の見解を受容する・肯定する。共生共助の関係づくり。
相手の見解が自分の見解と少し違っていたとしても、相手の発想や取り組みや
真剣さを尊重して、まず一旦、相手の見解を受容する・肯定する。
「なるほどね」「そういう考えも面白いね」「そうきたか」「自分もそう思ったことがある」
「今その意見を聞いて思いついたんだけどさ」...から、否定の無いキャッチボール。
あなたが黄色で、相手が青だとしたら、お互いの色を認め合い、肯定し合いながら、
どちらが正しいかではなく、純粋な黄色と純粋な青を合わせることで、そこに
緑という最高の帰結点を創造していく、エンゲージメントのコミュニケーション。
無意識にバトルトークをしてしまう人は、思い浮かべてみてください。
学生時代に、自分の意中の異性に対して、ドキドキしながらやっとの思いで自分が
投げかけた言葉に対して、大好きな大好きなあの人が、
「それはちょっと違うんじゃない?だってさ・・・」なんて言葉から意見を返してきたら...
きっと、引きつった笑顔で「そっかー」なんて返すものの、もう頭の中は真っ白で、
自分の「意見」が否定されただけなのに、自分自身の全てが根こそぎ否定された
かのようなショックを受けて、「もうダメだ」「カンペキに終わった」って、心の中には
暗黒の世界が広がって、膝から崩れ落ちてしまいますよね。
あなたのことが大好きな奥さん・恋人に対して、
あなたのことを尊敬している部下に対して、
あなたのことが大好きな子供たちに対して、
。。。あなたは毎日それをやっているのです。
仮にあなたの意見が常に100%正しい最高のものだったとしても、大切な人の
大切な部分を踏みにじり続けているあなたのコミュニケーションのあり方は、
とても残酷であり、とても暴力的であり、とても支配的なんです。
だからもう、正当性の主張とか、正しさの証明とか、必要ないんだって自分に
言い聞かせてください。
自分自身のことを、あるいは過去に間違った自分自身や、過去に自分を貶めた
誰かを、もう許してあげてください。
バトルトークをされて傷つきグセが出来ている人は、そろそろ気づいてください。
「自分を否定された」「傷つけられた」「尊厳を踏みにじられた」は、あなたが勝手に
感じたもので、誰もあなたのことを責めていません。
想像してみてください。
もしもあなたが、愛する我が子のことを大切に思い、懸命に大切なことを伝えた時、
子供が「どうせボクはダメな子さ」「お母さんはワタシのことが嫌いなんだよね」って
涙ながらに呟かれたら...
言い方に問題があったかもしれない。
上手に伝えられていなかったのかもしれない。
でも、母親として、我が子を誰よりも素晴らしいと思っていることや、何よりも大切に
思い愛していることが伝わっていなかったことに、わかってもらえていなかったことに、
立ち直れないくらいのショックを受けますよね。
わかりますか。
自分の意見を否定されただけなのに、自分自身を否定されたと思い込むあなた
こそが、相手の尊厳を踏みにじり続けているのです。
だからもう、自分自身のことを認めてあげてください。
いつも自分を否定してくるように思える誰かを、自分のことを認めてあげられない
自分を、自分のことを好きになれない自分のことを、もう許してあげてください。
愛する我が子には、愛する人には、
いつでも、いつまでも、大切な人の大切なものを心から大切にする生き方をして、
美しく輝いて、人からも大切にされて、歓びと幸せを生きてほしい、と思います。
だからこそ、彼らに対して、いつでも自分が、
大切な人の大切なものを心から大切にして関わり続ける。
当たり前に世間に蔓延しているバトルトークによる負のスパイラルを断ち切って、
自分自身がされてきたこと、無意識にしてしまってきたスパイラルを断ち切って、
はっきりと意識して、
大切な人と会話をする時には、まず相手を受容・肯定する「ブレストトーク」で。
Posted by exceedblog at 00:16│ビジネス・成功