May 07, 2016

限りある時間を生きる

どんな人にも、等しく与えられているもの。
1日24時間という、時間。

でもそれは、明日も保証されているものではありません。

自分に与えられた最期の24時間だったかもしれない今日、
大切な1分1秒を、あなたはどんな風に使いましたか?


医療機器に縛られ、人工呼吸器に繋がれた瀕死の我が子を前に、
「心臓が鼓動している娘の姿を見るのはコレが最期になるかもしれない」
と、胸が張り裂けそうな自分を押し殺して、必死で命を紡ごうとした日々。

大切な人を失って、自分が茫然自失に浸ることなんて許されない程に、
「もっとああすれば良かった、こうすれば良かった」とばかり考えてしまう、
巻き戻すことの出来ない時間、取り戻すことの出来ない命を想った日々。

少年の頃からずっと見続けている夢。(忘れられない前世の記憶?)
愛する人を残して自分が先立ち、もう二度と触れることも寄り添うことも
声をかけることさえ叶わず、ただ寝顔を見守ることしかできなかった日々。

そういう記憶たちが、コトある毎にフラッシュバックして語りかけてくる。


自分に与えられた時間には、限りがある。
大切な人、愛する人に与えられている時間にも、限りがある。

僕たちは、限りある時間の中を生きている。
それは、あと20年あるかもしれないけれど、今日までかもしれない。


だからいつでも、
今日という日の24時間を、大切な人・愛する人の未来のために使い果たしたい。
1分1秒の全てに「ありがとう」を込めて、君に捧げたい。

たとえ
祈ることしかできなくても、願うことしかできなくても、信じることしかできなくても、
気の利いた言葉をかけられなくても、人に笑われるようなコトしかできなくても、
何も立派なモノを指し示すことができなくても、何も与えることができなくても、
何も誇れなくても、、、今の自分の全てを注ぎ込んで、君のためにそれをしたい


あなたの幸せって何ですか?

そのために、今日という日を全力で生ききりましたか?