May 07, 2016

限りある時間を生きる

どんな人にも、等しく与えられているもの。
1日24時間という、時間。

でもそれは、明日も保証されているものではありません。

自分に与えられた最期の24時間だったかもしれない今日、
大切な1分1秒を、あなたはどんな風に使いましたか?


医療機器に縛られ、人工呼吸器に繋がれた瀕死の我が子を前に、
「心臓が鼓動している娘の姿を見るのはコレが最期になるかもしれない」
と、胸が張り裂けそうな自分を押し殺して、必死で命を紡ごうとした日々。

大切な人を失って、自分が茫然自失に浸ることなんて許されない程に、
「もっとああすれば良かった、こうすれば良かった」とばかり考えてしまう、
巻き戻すことの出来ない時間、取り戻すことの出来ない命を想った日々。

少年の頃からずっと見続けている夢。(忘れられない前世の記憶?)
愛する人を残して自分が先立ち、もう二度と触れることも寄り添うことも
声をかけることさえ叶わず、ただ寝顔を見守ることしかできなかった日々。

そういう記憶たちが、コトある毎にフラッシュバックして語りかけてくる。


自分に与えられた時間には、限りがある。
大切な人、愛する人に与えられている時間にも、限りがある。

僕たちは、限りある時間の中を生きている。
それは、あと20年あるかもしれないけれど、今日までかもしれない。


だからいつでも、
今日という日の24時間を、大切な人・愛する人の未来のために使い果たしたい。
1分1秒の全てに「ありがとう」を込めて、君に捧げたい。

たとえ
祈ることしかできなくても、願うことしかできなくても、信じることしかできなくても、
気の利いた言葉をかけられなくても、人に笑われるようなコトしかできなくても、
何も立派なモノを指し示すことができなくても、何も与えることができなくても、
何も誇れなくても、、、今の自分の全てを注ぎ込んで、君のためにそれをしたい


あなたの幸せって何ですか?

そのために、今日という日を全力で生ききりましたか?  



  



Posted by exceedblog at 03:31clip!
December 17, 2015

プライオリティーNo.1

「本当に大切なものは、失って初めて気づく」と言う。
 
でも、本当に大切なものは、

本当に大切だからこそ、
失う前に、今確実に目の前にある・居る時に、

かけがえのない大切なものだと気づいて、そのことを認めて、
自分に与えられた貴重な残り時間を、
共有することが許された1分1秒を、
すべて、
その大切なものを大切にするために費やしたい。


だけどそれは、
いつ何時も一緒に居る、ということじゃない。
すべての答えを与える、ということじゃない。

自分で経験して、自分で悩んで、自分で涙して、自分で傷ついて、
そして自分でつかんで、自分で成長していく機会を奪ってはいけない。

自分自身のチカラでつかんだ答えに意味がある。
そしてそれが、大切な人の大切なものを育んでいく。


大事なのは、
「どんなコトをするか」じゃなくて「どんな意図を持つか」。

どんなコトをする時も、
そういう信頼、そういう願い、そういう祈り、そういう想いを込めて、
その1分1秒を生きる。

愛する人、大切な人、大切な子供たちの、
本当に大切なものを、心から大切にして生きていきたい。


あなたの幸せって、何ですか?

もしその答えが
 「愛する人が今日も幸せを実感して目の前にいてくれること」だったなら、

限りある時間の中で、
自分がいつ逝くとしても、
「愛する人が、明日も幸せを実感してそこに居続けてくれる未来」

のために、
今日の自分に何ができるか。


いつだってそれが自分の歓びであり、自分のプライオリティーNo.1
であり、その愛に生きることが、自分の存在意義


上手にできなくても、不格好でも、役立たずでも、
あなたの大切な人は、そんなあなたを絶対に笑わない。

今日の自分の生き方は、大切な人の、明日のペイフォワードのあり方になる。
 
 
  


  



Posted by exceedblog at 05:03clip!
October 20, 2015

お母さんの手当て

小さい子供が、お腹が痛くなったり具合が悪くなった時、お母さんが
そっとお腹や背中をさすって手当てをしてあげると、不思議と症状が
緩和して元気を取り戻したりする。

大きくなって、それと同じことを自分で自分にやってみるのだけど、
何かが違うようで、あの不思議な魔法は生じない。

あれって、何なのだろうか。
物理的には、同じはずなのに。

気持ちの問題、気のせいなのか。
それとも目に見えない何かがあるのか。


別に、ここで波動とかエネルギーとかを議論する気はないのだけど、
あの感じって、とても大切なものなんだと思う。

誰かがシンドイ状況の時、医者に連れていくとか、薬を与えるとか、
あるいは代替え治療の何かをするとか、布団と水枕を用意するとか、
物理的に実行すべき選択肢はいろいろあるのだろうが、

まず最初にやるべきは(一番大切にするべきは)、
あの不思議な魔法・お母さんの手当てなんじゃないかな、って思う。

本当に効果があるのか無いのか、そんなものはわからないけれど、
シンドイ人の傍らに寄り添い、
胸に、お腹に、背中に、頬に手を当て、そっと体を寄せ、手を握り、
想いを込めて、願いをかけて、愛しむ。


自分自身のためには発動できない魔法が、大切な人のためなら出る。
何か不思議なものが溢れ出てしまう。

それは気のせいかもしれない。
ごくごく微量な何かでしかないのかもしれない。

でも、どんなにシンドイ時でも、それがあれば、生き返れる。
どんな闇の淵からでも、それがあれば、帰って来れる。


今の世の中って、本当に生きづらい。
みんなシンドイ。

いつも明るく、元気にふるまっているあの人も。
今日も笑顔で優しく微笑んでくれたあの人も。
今、目の前にいる、かけがえのない大切な人も。


すごいことや立派なことなんて何一つできなくたって構わないから、
本当は誰にでもできるはずの、
何も持ち合わせていなくても、何の資格も経験もなくてできるはずの

想いを込めたその魔法を、

もっともっと、今日も、明日も、毎日、惜しみなく使ってしまうあなた
になったら、ちょっと素敵だと思いませんか。





自身のビジネスのコアに何を置くか。
それは時にサービスであったり、サポートであったり、ケアであったり、
全てのコトにおいて、それがカタチに顕れる。

子育てとビジネスの本質は同じところにある。  


  



Posted by exceedblog at 05:04clip!
July 03, 2015

自殺の方法

今この国では、20〜30代の死亡原因の1位が、病気でもなく、事故でもなく、
もちろん戦争でもなく、「自殺」である、という調査結果は誰もが知るところです。

でもそれ以上に、実行に移したかどうかは別として、「本気で自殺を考えたこと」
があるかどうかを尋ねた時に、9割くらいの方が手を挙げて、本当に驚いた。

学校のいじめ、親からの虐待や支配、恋人の裏切りや抑圧、育児鬱や介護鬱、
パートナーからの侮辱、職場やコミュニティでの迫害、病気、怪我、事故、孤独、
失敗、挫折、屈辱、大切な人を失う、尊厳を踏み躙られる。。。など、人それぞれ
に理由は違うけれど、「自殺を考えたことがある」「自殺方法を考えたことがある」
という人は(若者に限らず)多くて、それほどまでに、たくさんの人が、

「もう死んでしまおうか」
「自分は無価値だ」
「生きていると皆に迷惑がかかる」
「生きていく意味がない」
「誰からも必要とされていない」
「生まれてきてごめんなさい」

と、人生で一度は絶望の淵に立って、真っ暗闇の中を生きた経験を持っている。
そして今この瞬間も、そこを生きている人が大勢いる。

僕もかつて、
自分の尊厳を踏み躙られた時、大切なものを失った時、大切な人を失った時、
その「誰にも言えない」「誰にもわかってもらえない」世界の住人だったことがある。

だから、
その同胞とも呼べるあなたが、自殺の方法を考えるにあたって、頼みがあります。


僕には、愛する子供たちがいて、愛する人がいて、それは自分の命よりも愛しい存在で...
でも、僕は彼らのことを永遠に大切にし続けることも、愛しみ続けることもできません。
時間には限りがあるのだから。

彼らはこれから、たくさんの歓びと幸せを感じて、たくさんの想いや感謝を受け取って、
生きていくことでしょう。
でも、その道程では、進化成長の種となる困難によって、もがき苦しむことがあるでしょう。

その時、そこに僕がもういないその時に、誰かに、
黙って横に座って、話を聴いて、気持ちをわかってあげてほしいのです。
気の利いた言葉なんて何も言えなくていいから、心に寄り添ってあげてほしいのです。

それは、誰にも言えない話を言える相手で、誰にもわかってもらえない話をわかって
くれる相手で、全部わかった上で寄り添ってくれる相手でなければなりません。


だから、
それが出来るあなたが自分の命を絶つと言うのなら、
自殺の方法を考えると言うのなら、

その前に、
誰か1人でもいいから、今まさに絶望の淵にいる誰かの横に座って、
話を聴いてあげて、気持ちをわかってあげて、心に寄り添ってあげて、
彼を孤独の世界から救い出して、心に灯りをともしてあげてからにしてほしいのです。

「自らの命を絶つ理由・それ程の経験」は、「誰かの命を生きさせる能力・必要な存在」なんです。
その大切な人数を減らすと言うのであれば、
その能力を誰かのために使って、役立てて、同じ誰かの尊厳を肯定してからにしてください。


いつでも、どんな時でも、どんな人にも、
話を聴いてくれる誰かがいて、寄り添ってくれる誰かがいて、誰も孤独じゃない世界。
愛する子供たちには、愛する人には、その中を生きてほしい。

そのためのペイフォワードの大切な1手を打つ役割を、果たしてからにしていただきたいのです。




Skyscraper / Demi Lovato

Skies are crying
空が泣いているわ
I am watching
私は見つめてるの
Catching teardrops in my hands
涙が手のひらに落ちるのを
Only silence as it's ending, like we never had a chance
最期なのに何も言わないのね、まるでもう二度と会わないみたいに
Do you have to,
そこまでしなきゃならないの?
make me feel like there is nothing left of me?
私には何も価値が無いって思わせたいの?

You can take everything I have
お望みなら、私の全てを奪えばいい
You can break everything I am
私の全てを壊せばいい
Like I'm made of glass
ガラスで出来ているみたいに
Like I'm made of paper
紙で出来ているみたいに、私がもろいと思うのなら
Go on and try to tear me down
いいよ、私をダメにしてみればいい
I will be rising from the ground
それでも立ち上がってみせるから
Like a skyscraper!
摩天楼のように
Like a skyscraper!
摩天楼のように

As the smoke clears
雲が晴れるように
I awaken, and untangle you from me
私は目を醒まし あなたを忘れる
Would it make you, feel better to watch me while I bleed?
私は傷ついてボロボロになったわ。これで気が済んだ?
All my windows, still are broken
そうよ、今でも心の窓は全部割れたままよ
But I'm standing on my feet
でもね、わたしは自分の足で立ってるの

You can take everything I have
You can break everything I am
Like I'm made of glass
Like I'm made of paper
Go on and try to tear me down
I will be rising from the ground
Like a skyscraper!
Like a skyscraper!

Go run, run, run
走って、どこへでも行ってよ
I'm gonna stay right here
私は追いかけないから
Watch you disappear, yeah
あなたの姿が消えていくのを見ているだけ
Go run, run, run
走って、どこへでも行ってよ
Yeah it's a long way down
長い道のりだったけど
But I am closer to the clouds up here
私は前より強くなったわ

You can take everything I have
You can break everything I am
Like I'm made of glass
Like I'm made of paper
Go on and try to tear me down
I will be rising from the ground
Like a skyscraper!
Like a skyscraper!

※例の如く雰囲気で訳してあります。


・You Are My Sunshine / Michael Jackson

・Story / AI


頑張れなくても自信がなくてもいいから、自分が変わるとまず決めること。

あなたが何を失ったとしても、何を損なったとしても、何を踏み躙られたとしても、
あなたはまだ、両手に1つずつ、素晴らしいものを持っている。

           大切な「命」と、かけがえのない「未来」。


誰かにわかってほしかった。。。
誰かに寄り添ってほしかった。。。

今同じ孤独を生きている人に対して、あなたが、その「誰か」になってあげてください。  


  



Posted by exceedblog at 17:31clip!
July 02, 2015

優しい光と充足感

以前にも一度書いたことがあるけれど。。。

いつの頃からかはもう覚えていないが、ずっとずっと昔から、大事な局面になると
必ず夢に出てきて、夢の中で、見たことのないワークを僕に与えて、聞いたことも
ない言葉を僕に投げかける、某俳優さんそっくりな黒タンクトップの人がいる。

数年前に名前を尋ねたら、黒タンクトップのインストラクターはニヤリと笑って、
「Family」と答えてくれたが、とにかく、数ヶ月に1度の彼のワーク(夢)は、過酷だ。

今日のワーク(夢)も、いつにも増して凄まじかった。


僕は見通しの悪い山道の道路の側道に立っている。
ふと視線を上げると、向こう側の反対車線には、大好きな人が倒れていて、そこへ
左から乗用車がさしかかっている。
僕は急いで助けに行こうと、道路へ飛び出したのだが、手前側の車線を右から来た
トラックにはねられて、万事休す。

だが次の瞬間、再び最初のシーンに戻る。
状況を理解するやいなや、すぐさま道路へ飛び出し助けに向かうが、全身がきしんで
力が入らず、やはりトラックにはれられて万事休す。

また次の瞬間、再々度最初のシーンに戻る。
考えるより先に道路へ飛び出すのだが、どうやら右腕が骨折していて、右脚も激痛
が走り、あきらかに動きが鈍くて、やはりトラックにはねられて万事休す。

それでも次の瞬間、4回目の最初のシーンに戻る。
右半身がほぼ役に立たず、血を流しながらも、歯をくいしばって道路に飛び出すが、
やはりトラックにはねられて万事休す。 またしても助けることが出来なかった。

意識が遠のく刹那、インストラクターと目が合った。

やればやる程、全身がボロボロになって走れなくなっていく。
これ以上やっても、助けられる確率はますます絶望的に低くなっていく。
そんなことはわかっているが、さすがに30年くらい夢の中でこんなワークを繰り返して
いると、もはや確率だの回数だのじゃなくて、自分がどうしたいのか、自分にとって
何が一番大切なのか、というジャッジ以外に何もないことに、全く迷いはない。

そして次の瞬間、5回目の最初のシーンに戻る。
もう、ありったけの力を振り絞って絶叫しながら飛び出し、転がり、倒れこむようにして
その場へたどり着き、その人を転がすように道の端へどかすことができたところに、
乗用車が突っ込んで来たが、僕はそこで、優しい光と完全な充足感に包まれていた。

ワーク終了。


黒タンクトップのインストラクターが言う。

100個のコトが出来ない自分の無能さを嘆く暇があるなら、一番大切なたった1個を
全力で100段積み上げて奇跡を起こせ!自分を振り絞れ!全力で愛を与え続けろ!


と、ここで目が覚めた。


       一番大切なたった1個を全力で100段積み上げて、奇跡を起こせ!


人生で最も大切なことは、「何が人生で最も大切なのかを決めること」だと言う。
他に何ができなくても、それを100段積み上げられたら。。。
他人がどう思おうと、自分が最も大切に思うことを100段積み上げられたら。。。

夢っていうのは、自分の中の様々なものが影響して構成されるものなので、夢の中で
何十年もこんな試練とメッセージを与えられ続けているのは、健全なのか不健全なのか
わからないけれど、ワークの夢の時は、いつも鮮明に内容を覚えている。

ブレない自分に育ててくれていることに感謝。


あなたは今日、子供たちに、大切な人に、愛する人に、
どんなを与えて積み上げましたか? どんな奇跡に向けて今日を生きましたか?


  


  



Posted by exceedblog at 08:02clip!
June 19, 2015

You're Beautiful

想いの源泉にふれる。

人にはそれぞれ特別な「想い」があるが、その想いはどこから来ているのか。
たいていは、幼少期や思春期や育児期の過去体験による。

僕の場合は、「フランダースの犬」かもしれない。

ネロ少年が、最期にルーベンスの絵画を見て、「もう何も思い残すことはないよ」
と言って果てるシーンを見て、感動するどころか、自分は何があればこんな言葉
を言えるだろうか、と考え込んでしまった。

誰にとっても、時間は限られている。
自分にとっても。
目の前にいる大切な人にとっても。
今日と同じ明日が来るという保証はどこにもない。今日が最期かもしれない。

だったら、
大切な人が、これまでの人生で一番素敵な笑顔を浮かべる今日であってほしい。
愛する人が、これまでの人生で一番幸せを感じてくれる今日であってほしい。
「生まれてきて良かった」って、自分の全てを祝福できる今日1日であってほしい。

そのために、今自分に何ができるか。
限られた時間の中で、そこを生ききりたい




「僕の人生は輝いている」という歌い出しで始まり、「君は美しい」と繰り返す
この楽曲は、ラブソングではない。

人生に絶望して、自殺を決めた青年が、最期に美しい女性とすれ違って、
彼女が微笑んでくれたことで、ほんの一瞬だけ心が通じ合えた気がして、
「だから僕の人生は輝いている」と、自分を肯定して死に至る、というもの。

11ヶ国でチャート1位を獲得しながら、後に、自殺幇助の曲とされて放送禁止
になった国もいくつかある。


プロデューサーのトム・ロスロック氏とは、2000年に話をしたことがあって、
こんな内容の話で意気投合した。

  どんなに絶望しても、たった1人でいいから、何も言わなくても自分のことを
  わかってくれて、許してくれて、自分のためにそっと微笑んでくれたら。。。

  その微笑み、内面の輝きこそが本当の美しさ。
  その心の美しさを、その愛を自分に与えてくれたなら、

  死なない。死ねない。
  どんなところからでも立ち上がれる。

  その人の存在が、自分の人生の全てを肯定してくれる。
  その人のためなら命をかけられる。


そして作詞作曲にも加わっている、ジェームス・ブラント本人も、過去に英兵として
戦地に出兵した経験からか、様々な表現を通して、生とは何か、死とは何かといった
命の価値を問いかける重いテーマの楽曲が多い。


だから、この楽曲は自殺幇助の歌ではない。 メッセージソングだ。


15年くらい前に、2000人ほどの来場者が来てくれたイベントのスピーチの中で、
「とても苦しかった時に、死んでしまおうか、と思ったことがありますか?」と
尋ねたことがある。

自分自身も、絶望しかけてそう思った出来事が何度かあったので、意外と多い
だろうと思ってはいたけれど、9割くらいの方が手を挙げて、本当に驚いた。

明るくて、今は希望に満ちて生きているあの人も、
優しくて、誰からも必要とされているあの人も、
仕事ができて賢くて、正義感あふれるあの人も、皆そういう時期を持っていたのだ。

大切な人が、今日、その中を生きているかもしれない。
愛する人が、明日、その中を生きていくかもしれない。

でもその時に、そこに自分が寄り添っていられる保証なんかどこにもない。

自分にできること、命がけでやるべきことって、何だろう。

大切な人を心から大切にするって、どうすることだろう。
愛する人を心から愛するって、どうすることだろう。

そういう大切なことを、子供たちに、大切な人に、愛する人に、体顕し続けたい。

何も言わなくても自分のことをわかってくれて、許してくれて、自分のために微笑んで
くれる存在であり続けたい。
いつも自分を必要としてくれて、いつも両手で抱きしめてくれる存在であり続けたい。

最期の日まで。  


  



Posted by exceedblog at 03:32clip!
May 07, 2015

明日はきっと素晴らしい

先日、娘がせっかく友達とみんなで食べようと思って作ったケーキが、
友達に配ろうとした時に、人にぶつかって、全部床に落ちてしまった。

そして、そのことに気づかなかった友達の1人が、落ちたケーキを
見つけて拾い、(チョコチップ部分を指差して)「カビが生えてるぞ」
と言ったものだから、悲しくなって泣き出してしまったのだそうだ。

子供の小さな世界の中では、それはそれは大きなショックを受けた
出来事であっただろうし、そこに居合わせなかった親としても、
話を聞いただけで胸が締め付けられる。



せっかくやったことが何もかも台無しになってしまった時、
よかれと思ってやったことが誰かの何かを踏みにじってしまった時、

自分が何の役にも立たないダメな人間だと思えてしまった時、
自分が生きている価値のない人間であるように思えてしまった時、

そのまま灰色の波にのみこまれて、溺れてしまいそうになった時、


...誰かに、そっと優しい言葉をかけてもらいたくなる。


だから、
自分にベクトルが向いてしまっている時ほど、顔を上げて、まわりを見る。
そこには、
あなたがベクトルを向けてくれるのを、震えて待っている人が、必ずいる。


いいことが無かったその日を嘆くよりも、あなたを待っている人に目を向けよう。
自分のダメなことを数えるよりも、今のあなたに出来ることを探してみよう。
ダメな自分に閉じこもるよりも、大切な人に、そしてあなた自身にも、笑顔を向けよう。


あなたを変えるチカラを持っているのは、あなただけ。


大丈夫。

きっと次はうまくいく。

明日はきっと素晴らしい。


  


  



Posted by exceedblog at 16:56clip!
February 03, 2015

あなたにできること

たとえその人が、どんなに大切な存在でも、どんなに愛おしい存在でも、
人は決して、もがいている誰かと代わってあげることはできない
 
素晴らしい何かを成した誰もが「必要のないことなど何ひとつ無かった」
と言い切るからには、嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも、すべてが
そのために必要なピースなのであって、

代わってあげてしまうことで、
大切な人から、その大切なモノを奪ってしまうわけにはいかないから。


だけど、
代わってあげられない代わりに、してあげられることならたくさんある。


  共に歩んだり、声援を送って後押ししてあげること。

  痛みや苦しみの衝撃を少しでも和らげてあげること。

  寄り添って、傷ついた心と身体を癒してあげること。

  涙を流して抱きしめ、尊厳を全肯定してあげること。

  決して希望を捨てず、信じて、願い、祈り続けること。



今日、あなたが心から大切に思う人に、あなたのどんなを与えましたか?

大切な人の大切なものを守るために、心からのどんな献身をしましたか?




I'm forever yours...faithfully.  


  



Posted by exceedblog at 11:19clip!
January 14, 2015

あなたの幸せって何ですか?

※昨年、facebookにこの投稿をしたところ、7万以上の「いいね!」と3,700以上のシェア
をしていただいたのですが、たくさんの方々から、「facebookに参加していない友人にも
シェアしたいのでブログにも書いてほしい」という要望がありましたので、若干の補足を
入れて、こちらに転記しておきます。




先日26歳になった長女が生まれたばかりの頃、いつも育児を頑張ってくれている妻に
「何がほしい?」って聞いたら、即答で「育児から解放されたい」って返ってきた。
 
それ以来、毎晩数時間、隔週土曜日は朝から晩まで、育児を僕が1人でやるようにして
(ただし搾乳しておいてもらう)、その時間は寝ようと出かけようと何をしても自由、
というパートナーシップを続けたのが懐かしい。
 
妻は妻で、せっかく友人と出かけても胸が張ってしまい、途中でトイレで搾乳したりと
たいへんらしいのだけど、帰ってくると、そんな話を楽しそうに聞かせてくれながら、
やっと吸ってもらえるーと嬉しそうに娘に授乳していて、僕はその姿をながめる時に
幸せだなーと実感した。
 
当時は若かったので、これくらいのことは普通にやるものだと思っていたのだけど...



先日11歳になった娘は、生まれたばかりの頃、よく夜泣きをした。
おっぱいを欲しがるのだけど、妻も無限におっぱいが出るわけじゃないし、何よりも
体液を吸われるのだから、授乳後の母親はとても体力を消耗するらしく、深夜という
ことも重なって、妻もフラフラになる。

そこで毎晩のように、深夜の授乳が始まると僕はリンゴを摩り下ろし始め、これ以上
おっぱいが出ないというところでバトンタッチして、疲れきった妻には寝てもらい、
後は僕が、摩りリンゴをお腹いっぱいになるまで吸わせる、という毎日だった。

もちろん自分も眠いし疲れていたけれど、妻の横に娘を寝かせ、それぞれの満たされた
寝顔を眺めている時、僕はいつも、幸せだなーと実感した。

たいへんだったけど、やっぱり「苦労は半分こ、歓びは一緒に」って思っていたから...



でもこれって、世間一般では、ものすごく特殊なことらしい。
おっぱいも出なくて消耗しきっている奥さんに、「明日も仕事なんだ、何とかしろ!」
って怒鳴ってしまう人も少なくないらしい。
奥さんが心身共に疲弊しきっているのに、自分に何ができるかって行動を起こせない、
起こさない人は少なくないらしい。

だから今、都心を中心に、お母さんの産後鬱が爆発的に増えている。
鬱にならなくても、ほとんどのお母さんが、鬱になりかけるくらいに心身が疲弊する
孤独な育児期を体験している。

 
 
男性諸氏に、ちょっと考えてみてもらいたい。
 
あなたの幸せって何ですか?
 
 
      「愛する人が今日も幸せを実感して目の前にいてくれること」
 
 
それ以上の幸せってのが何かあるんだったら教えてほしいです。
そのためだったら、疲れていようと何だろうと、男ならスーパーマンになれよ、って思う。
 
だって、「幸せにするよ」って誓ったんでしょう?
 
 
もし疲れきって動けなくなっちゃったら、
愛する人が、きっと愛情たっぷりに癒してくれるから、何も問題はないんです。



     ※関連リンク:育児で1番辛いときに「頑張れ」と言われて爆発したときの漫画

     ※関連リンク:何を損なったのか



中学生とか高校生に、お母さんたちの実体験を聞かせてあげられる機会があるといいな
って思うんですよね。特別授業みたいなカタチで。

お母さんたちの話をたくさん聞いて、女の子たちには男性を選ぶ目を養ってほしいと思うし、
「こういう人と結婚したい」「そういう人ってカッコイイ」なんて会話が出てきたりすることで
男の子も、「それがカッコイイのか」「俺もそういう夫になろう」ってイメージできると思う。

そして、出産でできたお母さんの目尻のシミを見て、お腹にできた妊娠線や帝王切開の痕を
見て、こんなに大変な思いをして生み出してくれた大切な命を授かっているんだということ、
与えてもらった大切な人生を生きているんだということを、涙を流して知ってほしいと思う。


共存共栄・共生共助の社会を創るなら、最小のコミュニティーである夫婦・家族の間で
それが当たり前にできていくような教育の機会を作ることからだと思うんですよね。  


  



Posted by exceedblog at 03:40clip!
January 01, 2015

時間よ止まれ

やりたくない(と感じてしまう)ことをしている時は、時間の流れを遅く感じるし、
わずかな時間しか経っていないのに、心身ともに疲弊するし、お腹も空いてくる。

大好きな人やコトに夢中になっている時は、あっという間に時間が過ぎていくし、
長時間でも全く疲れないどころか、時には飲まず食わずでも全く気にならない。

夢中って、すごい。
夢中な時に自分が発するエネルギーって、すごい。


あなたは今、何に夢中ですか? 誰に夢中ですか?


人間として近づきたい人、尊敬する人、憧れる人を追っていますか?
大切な人、大好きな人、愛している人に心から寄り添っていますか?
大切なコト、つかみたいモノ、やり遂げたいコトと向き合っていますか?

その無尽蔵なエネルギーを、その純粋無垢な眼差しを、愛する人に向けていますか?
大切な人の大切なものを本当に大切にするために、自分を活かして生きていますか?



時間には限りがあるのです。
自分にも、そして、相手にも。



子供の寝顔を見て、我が子が命を授かった日の喜びを思い返し、
愛する人の横顔を見て、そこに愛を誓った日の決意を思い返し、
10年経っても、20年経っても、それを見失わず、色褪せさせず、すべての物事に感謝して、

いつでも「この時間が永遠に続けばいいのに」と心底思える時間の中を夢中で生きる。


嬉しかったら本気で笑って、
悲しかったら本気で泣いて、
悔しかったら本気で怒って、

愛しているのなら本気で愛して、

24時間、365日、夢中で走り続け、夢中で成長し続けていく自分でありたいものです。



そして、走り続けて、成長し続けて、いつかふと振り返った時、
積み重ねた年月の分だけ残った足跡を見て、それまでの長い長い道程を思い返して、

ちょっとだけ自分に自信を持てたり
ちょっとだけ自分を好きになれたり、、、っていうことが、後から付いてくるのだと思います。


  


  



Posted by exceedblog at 03:31clip!